スノードーム 改稿
A
ため息ひとつ舞いあがるから
まるで泣いてる時々のセピア色たち
君の背中に近づけなくて
微妙な距離にうつむきまどろんだ
B
消えないで 消さないで
おしまいの欠片に
まだ触れていたい
ねえ
変わらない 変われない
街並みはまだ
優しさのそのままに
足あとも隠さないで
くりかえして待ってる
S
想いは今もスノードームに
降り積もるだけ 降り積もるだけ
おいてけぼりが永遠の冬
探しもとめる
口づけをした
粉雪ひとつぶ綺麗に結晶した
ふたりだけ内緒で
眠らせて
A
思い出せないぬくもりだから
さよならがまだ動けずに宙に浮いてる
ごめんねがまださまよっていて
困った空は黙って白んでいく
間奏
B
さらわれて さらわせて
透明な面影
指をすり抜ける
ねえ
傍にいて 傍にきて
せつなのあいだ
季節から季節まで
踊るように渡るように
巡りながら去ってく
S
いつかの記憶スノードームに
忘れものして 忘れものした
交わらないね平行線は
ふりむかないね
とけていくんだ
淡雪触れることなく鍵をかけた
君のことだけ大切だった
S
この想いを今は
離さないよう抱いて
ふたりきりでとじこめられて
雪模様なぞるスノードームに
迷いこむ幸せ
澄みわたるなら
白雪どうか世界を染めあげてよ
廻りつづける箱庭はもう終わらない
——ひらがな——
スノードーム
A
ためいきひとつまいあがるから
まるでないてるときどきのセピアいろたち
きみのせなかにちかづけなくて
びみょおなきょりにうつむきまどろんだ
B
きえないで けさないで
おしまいのかけらに
まだふれていたい
ねえ
かわらない かわれない
まちなみわまだ
やさしさのそのままに
あしあともかくさないで
くりかえしてまってる
S
おもいわいまもスノオドオムに
ふりつもるだけ ふりつもるだけ
おいてけぼりがえいえんのふゆ
さがしもとめる
くちづけをした
こなゆきひとつぶきれいにけ(っ)しょおした
ふたりだけないしょで
ねむらせて
A
おもいだせないぬくもりだから
さよならがまだうごけずにちゅうにういてる
ごめんねがまださまよっていて
こまったそらわだまってしらんでいく
間奏
B
さらわれて さらわせて
とおめいなおもかげ
ゆびをすりぬける
ねえ
そばにいて そばにきて
せつなのあいだ
きせつからきせつまで
おどるよ(お)にわたるよおに
めぐりながらさってく
S
いつかのきおくスノオドオムに
わすれものして わすれものした
まじわらないねへいこおせんわ
ふりむかないね
とけていくんだ
あわゆきふれることなくかぎをかけた
きみのことだけたいせつだった
S
このおもいをいまわ
はなさないよおだいて
ふたりきりでとじこめられて
ゆきもよおなぞるスノオドオムに
まよいこむしあわせ
すみわたるなら
しらゆきどおかせかいをそめあげてよ
まわりつづけるはこにわわもおおわらない
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