教室のまんなか
いつも楽しそうに笑う君
ほらそんなにしゃべるものだから
毎日喉がかわいたなんて言うはめになるんだから

ねえだれか彼女に飲み物をあげてください
このままじゃきっとひからびてしまいますよ
でも君はそんなこと気にしないで
ずっと笑うんですね

わかってるんです
ぼくが君のジュースを買ってあげればいいことくらい
だけどぼくには120円分の勇気もなくて
君の喉を潤すこともできないんです
いくじがなくてすみません
おねがい神さま
ぼくに120円分の勇気をください


自販機の前に立って
いつも難しい顔のぼく
ほらそんなに迷うものだから
うしろにたくさん人がたまっているじゃありませんか

ねえだれかぼくを自販機にたたきつけてください
このままじゃきっとずっとこのままでいますよ
いっそ適当なボタンがおせたなら
君にあげるんですけど

わかってるんです
そんなことでいちいち悩んだってしかたないことくらい
だけどぼくには120円分の勇気もなくて
君の喉を潤すこともできないんです
優柔不断ですみません
おねがい神さま
ぼくに120円分の勇気をください


ふゆえる指でおしこんだ
ぼくの苦手な炭酸ジュース
ほら言い訳だってできました
まちがったからあげると言ってしまえばいいんです

ねえだれかぼくの背中をおもいきりたたいてください
このままじゃジュースがぬるくなってしまいますよ
結局毎日苦手な炭酸を
のみこむはめになるんです

わかってるんです
いいかげんおこづかいの残りも少なくなってきたことくらい
だけどぼくには120円分の勇気もなくて
君の喉を潤すこともできないんです
きがちいさくてごめんなさい
おねがいかみさま
ぼくに120円分の勇気をください


あるひ君は突然
ペットボトルのジュースをくれました
ほら先をこされてしまいました
150円も簡単にのりこえてしまったのですから

ねえだれかいますぐジュースを買いに行きましょう
このままじゃ男があがらないままですよ
またぼくは自販機の前をじんどって
痛い視線にたえるのです

だけどぼくには120円分の勇気もなくて
君の喉を潤すこともできないんです
でくのぼうでごめんなさい
おねがい神さま
ぼくに120円分の勇気をください!


息をきらして走り
きみの背中をおいかけました
ジュースを二つ腕にかかえて
そうしたらぼくは見事にころんでしまいました

ねえだれかぼくをこの場所から消してくれませんか
このままじゃカッコわるすぎなんですよ
ジュースはどこかにとんでいきました
もうジュースはありません

だけどぼくには120円分のお金もなくて
君の喉を潤すこともできないんです
みっともなくてすみません
おねがいかみさま
ぼくに120円分の奇跡をください!

ひたいがひんやり
顔をあげると笑顔の君が
ジュースをぼくのひたいにあてて
「だいじょうぶ」だなんてきいてくるのです

ねえだれかこれはもしかしなくても夢なのでしょうね
君と二人で一つのジュースを
半分こしてのんでるだなんて
夢なら一生覚めないで

ねえだれかこれが夢ならけっしておこさないでください
炭酸は苦手なんですけれど
今ならどれだけでも飲めそうです
君がとなりにいるんですから

だからぼくには120円分の奇跡はなくて
だけどそれが一番幸せでした
にやけてしまってすみません
ありがとう神さま
60円分の奇跡をおこしてくれて
 

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

120円分のしあわせ

な、げええええ!!
すみません、物語風に挑戦したら6番までできました。
普通に小説にすべきでした‥‥。

書いてすぐなのですが、
これは速攻あげてしまわねばお蔵入りになってしまいそうですので
ごめんなさい。

ばっりばりに改変してほしいくらいの話ですね!
ごめんなさい!
 

閲覧数:165

投稿日:2009/10/16 21:45:49

文字数:1,434文字

カテゴリ:歌詞

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  • えんどーまめ子

    >コリュウさん
    お返事おくれてしまってすみません!!
    好みと言っていただけでとてもうれしいです、ありがとうございます。
    歌詞になっているか心配だったので‥‥ホッとしました(笑)

    ご期待に沿えず残念ですが、全編私の妄想です!

    2008/04/07 19:31:33

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