灯を凍えて守ると
明日の朝陽に誓いたい

傷跡が焼けるように切なく疼いている
昨日まで夢見ていた夜が終わるから

流れていた風が空へと駆け上がり
潰えた僕らの声を眩しく照らした

今光り出す想いを届けるは白い翼
いつか黒になるとしても
燃えて輝く炎の鮮やかさに静かに涙した
あの夜明けのために飛び立て


揺れても消えない強さを
微かな吐息に隠したら

儚くて温かくて淡い光を灯し
遥かには見えない星数えてみせるよ

何処まで追い駆けて探せばいいのだろう
伺うことさえできず暗闇に染まる

今歪み出す世界を貫くは黒い瞳
言いたげに赤は動いて
尽きて燻る火種の仄熱さに頻りに安堵した
まだ止まるわけにはいかない


凍てつく夜に浮かぶ一つだけいつでも
僕らの譲れない証 この手にある


今光り出す想いを讃えるは赤い兆
いつか見た青を迎えて
燃えて煌めく灯の眩さに強かに越えて行く
もう一度羽ばたく朝へ


(かな)

あかりをこごえてまもると
あしたのあさひにちかいたい

きずあとがやけるようにせつなくうずいている
きのうまでゆめみていたよるがおわるから

ながれていたかぜがそらへとかけあがり
ついえたぼくらのこえをまぶしくてらした

いまひかりだすおもいをとどけるはしろいつばさ
いつかくろになるとしても
もえてかがやくほのおのあざやかさにしずかになみだした
あのよあけのためにとびたて


ゆれてもきえないつよさを
かすかなといきにかくしたら

はかなくてあたたかくてあわいひかりをともし
はるかにはみえないほしかぞえてみせるよ

どこまでおいかけてさがせばいいのだろう
うかがうことさえできずくらやみにそまる

いまゆがみだすせかいをつらぬくはくろいひとみ
いいたげにあかはうごいて
つきてくすぶるひだねのほのあつさにしきりにあんどした
まだとまるわけにはいかない


いてつくよるにうかぶひとつだけいつでも
ぼくらのゆずれないあかし このてにある


いまひかりだすおもいをたたえるはあかいきざし
いつかみたあおをむかえて
もえてきらめくあかりのまばゆさにしたたかにこえていく
もういちどはばたくあしたへ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

Glowing Morning【応募用】

やんね様の「【歌詞募集】タイトル未定POPS【初音ミク】」の曲への応募用に歌詞を書かせていただきました。
こちらへ→http://piapro.jp/t/3fcF


「灯」はそのまま「明かり」ですが、「誇り」でもあり、「証」でもあり、そして「希望」でもあるような、たった一つの大切なものとして表したものです。
“何か”と戦わなくてはいけない「僕ら」の信念や葛藤、弱さと強さなどを描きました。


2012/2/28 残念ながら採用には至りませんでした。この悔しさをバネにし、歌詞創作力の向上に向けて己を鍛えていきたいと思います。やんね様、素敵な曲との出会いと貴重な経験の場を与えてくださり、ありがとうございました。

閲覧数:200

投稿日:2012/02/05 13:56:30

文字数:908文字

カテゴリ:歌詞

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