人の押し出されるのを
17時の日差しが染めても
心の色が滲んで 濁り目の駅前で

ぎこちない君が いつか見せた
内側のタール 黒ずんで
そう 君のこと想うひととき
煙に乗せて 空に捧ぐ

藍に透ける 夜のベール 纏い行く面影
星が泣き出すのを 堪えさせる塵ごと
風に 柔くなびく

明日もきっと 天の川河口沿いに立ち
涸れ果てても 逢瀬の切れ端すくうだろう
人並みより知り過ぎたつもりの辛酸まで
君の微笑みに絆され

もう気付いている 既にもうまともじゃなく
ただ乱されては 押し殺しては
ここにいる 今宵も

夏のはじまり とか あらぬ事など諸々で
年甲斐もないまま 苦笑い浮かべるけど
君に触れた日から 御伽噺も一度きり
めぐり来る季節を はじまりの夏 と名付けた

愛も捨てず 君のメール 既読無視もできずに
恋のよろこびさえ 茹だりつつも這い出て
胸に 薪をくべる

明日はきっと 天の川河口沿いを発ち
君へ続く 逢瀬の架け橋渡るだろう
人並みより研ぎ澄ます気持ちの敏感さで
君のまなざしを受けたい

もう気付いている 既にもうまともじゃなく
ただ乱されたり 押し殺したりしてたこと

もう気付いている
もうずっと待たせてしまっていると
「いつもの駅 南口で」と
約束を 今夜は

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天の川河口沿いから

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ver.1に譜割りあります。
よろしくお願いしますm(_ _)m

閲覧数:924

投稿日:2018/05/30 18:46:35

文字数:543文字

カテゴリ:歌詞

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