遂げろ遂げろ
流転の輪を崩す変容を

死の淵で目を閉ざしても
生きた手が空を切るだけ

灰燼(かいじん)に帰したはずの
エゴから目を逸らす回生

人と交ざる禁忌犯して
肉体が檻となって尚

逆巻く鼓動の浅ましさを
刹那振り払って

地を這う身の愚かしささえ
いつしか感じなくなって
天に裁かるる旧事も色褪せて

神に見初められた人の子と
隔絶した生は潰えず
ただ終わりを待つだけの
日々を夙(つと)に疎んじても

命は巡る
削がれる追憶

研げよ命が空になるまで
来るとも知れぬ終焉までは

地に堕ちたこの体
窶(やつ)しても

身罷(みまか)りし者との契り
最期に誓った逢瀬

遂げろ遂げろ
流転の輪を崩す変容を

見えない目が光を宿して
見たくもない景色映して

土埃から立ち上がる今世
諳(そら)んじる在りし日の戯言

時の運命に抗い言った
あどけないあの約束を
忘れられたならば

時を恨む愚昧(ぐまい)を知っても
囚われた過去の記憶が今
永久の魂を蝕んだ

傷の癒えた肉体と乖離する精神
逆行
不死の身を亡ぼす眩い変容を今

辿り着く郷愁の跡
来る訣別の時
慕わしい瞳
過(よぎ)る想い人

賜る無限からの解放
放棄する濁った希望
響く天からの音は

絹より白い忘れ得ぬ声が
告げる償いの天明と
永劫を共にするあの盟約

精霊と成りし人の子は
その身を地に降ろす
嗚呼!
罪を贖(あがな)いしこの身に加護を授く

砕け散る枷
差す光芒と微笑は青い桔梗の艶麗

言祝(ことほ)ぐは
番(つが)う自今(じこん)の
畢生(ひっせい)

口付けして溶け出す自我
満ちる精気が世を彩る

偏(ひとえ)に我が女神に祝福を願い歩む

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

久遠の青い桔梗_歌詞

『久遠の青い桔梗』の歌詞です。歌ってみたなどにどうぞ!

閲覧数:64

投稿日:2025/02/21 20:33:10

文字数:713文字

カテゴリ:歌詞

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