雨だった
出会った日の空だった
誰も俯いたような
光の射さない月曜の昼下がり

それもそうだ
濡れた手を振り切った
誰かに呼ばれたような
瞳の奥だけ碧く美し銀世界の空

そうか 空
絵の具が広がるような
誰にも まだ
見えないあの鯨の目

誰だって
曇った空の向こうに
光を夢見た
過ぎ去って逝った幻に囚われたままで
待って
僕を置いていかないで
何処かで夢見た
君の青が思い出せるまで


そうだった
出会うまで知らなかった
誰も見下したような
未来の見えない月曜の昼下がり

それもそうか
触れた手を噛み千切った
誰かが泣いてるような
瞳の奥だけ暗く滲んだ世紀末の空

そうか 空
希望が広がるような
誰にも まだ
見えないあの鯨の目

誰だって
湿った空気の向こうに
光を夢見た
過ぎ去って逝った幻に憧れたままで
待って
君は此処に居たって
確かに解った
僕の青を思い出せそうだって

なあ そうだ
君の青が思い出せるまで

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

幻想鯨と青の目_歌詞

閲覧数:47

投稿日:2022/04/21 23:49:20

文字数:414文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました