残る数滴の愛を飲み干した

僕の体に染み込んでいくように

ビンに置き去りの少年の声は

日々腐りながらもいつか外に出る日を待ち望んでいる


流れる空の下、あなたの鼻歌と

変なかたちのビンの中

ガラス玉の音がただ響くのでした


残る数滴の彼の血液は太陽に透けて青く輝いた

人は死んだら星になるそうで

結局のところ、彼もそうだったのでした


見上げる空模様は鼻先から濡らした

大葉の傘さして弾ける雨粒がただ響くのでした

降りしきる雨の中、あなたの鼻歌と

変なかたちのビンの中

二人の声だけがただ響くのでした

まだ響くのでした

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ASAHANADA

閲覧数:157

投稿日:2016/04/15 00:15:24

文字数:273文字

カテゴリ:歌詞

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