キキーーーッ!!!!!ガッシャーン!!!!!

・・・・???
ど・・・した・・・・????
・・・なんか・・・・音が・・・・。
・・・!!!!!!!!

序章  ~マスター(?)との出会い~


「ぃよっしゃぁぁぁぁぁぁ!!!!!やっと今日待ちに待ったKAITOが発送されるぞ!!!よし、歌作るぞぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」

水野ひかる、14歳
今日は本人が言うように待ちに待った(?)日、ボーカロイドの「KAITO」を1週間前、通販で頼んで、それがトラックで発送された事をメールで確認したところだ。
何時間かたった午後。
「トゥルルルル トゥルルルル ガチャ。」
「はい。はい。そうです。ええ。えっ!!??そうなんですか!!??運転手さんは無事ですか????」
目を曇らせながら、居間にある子機を手に取り、その場に立ち竦んでいるのは、ひかるの母、柚季だった。
ひかるも居間に居たので、少しびっくりした表情をした。だいたいなにが起こったか予想できたのだ。
「・・・・。はい。そうですか。無事で何よりです。はい。はい。はーい。分かりました。では、そのように娘に伝えます。」
柚季は胸を撫で下ろした。ほっとした表情が見える。
「お母さん、私、お母さんの言ってる言葉で何が起こったか分かったよ。運転手さん、無事でよかったね。」
「そうね。良かったわ。荷物は、今日中に再発送してもらえるらしいから、んー。2時間後・・・だと・・・6時までには荷物が来るとおもうわ。」
「うん!!わかった!!」ひかるも色んな意味でほっとした。
今日来る。よかった。 無事で、よかった。
2時間後、6時5分
「ピンポーン♪」
「キターーーーーーーーーーーーーっ!!!!」
ひかるはある芸人の真似をしながら、玄関のほうへ飛ぶように走っていった。
「ガチャ。」
ドアを開けると、すっごくでっかい荷物。
(なんなんだこれは????)
「ここに印鑑を。先程はすみません。ご迷惑をおかけしました。」
「いえいえ、とんでもないです。無事で何よりです。」
運転手さんから荷物をもらい、運転手さんは家を出て行った。
そのとたん、
「ぅお、おもいぃぃ!!!」
あまりの重さに、ひかるは後ろにひっくり返った。
「ドスーン!!!」
ひかるがひっくり返ると同時に、荷物もひっくり返った。
「・・・たたたたた・・・・何なの?これ!!!!」
尻餅をついた尻をさすりながら、文句をいう。
ひかるはよたつきながら自分の部屋へとにもつを運ぶ。
早速開けようと、カッターで開けたら、
いきなり何かが飛び出してきた。
アイスと・・・・・
「ぅおいっ!!!お前!!さっきはよくもひっくり返してくれたな!!」
頭を掻きながら出てきたのは・・・・
ぃや、幻覚かもしれない。
目を擦ってもう一度見たら・・・。
間違いなかった。
出てきたのは、
アイスと、
KAITOの、
他ならなかった・・・・・。


ライセンス

  • 非営利目的に限ります

序章 ~マスター(?)との出会い~ 

現役中学2年生の水野ひかる(ミニマムマスター)と、KAITOの繰り広げる物語。

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投稿日:2009/03/05 19:44:00

文字数:1,217文字

カテゴリ:小説

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