見慣れた壁を睨んでも
ルールが変わる　訳じゃない
鍵をかけた　部屋のなか
今日も鬱屈の息を吐く

誤解されるのは　辛いから
変わりたくなくて　動けない

架空と実在の　曖昧な境界線（ライン）
質量と計算は　宙[そら]に霧散
迷妄した　明日への希望が
僕（私）を何処までも　貶める



窓の向こうへ飛んでみても
世界が変わる　訳じゃない
誰も来ない　部屋のなか
今日も焦燥の指を折る

新しいことは　怖いから
染まりたくなくて　触れない

仮説と定説の　カラフルな世界観（レンズ）
抽象と具象が　混ざり二乗
傾倒した　明日への理想が
僕（私）を何処までも　追い詰める


眠れば変わる　そんな夢を連れ
（ぐるぐるめぐる　同じ朝が来る）
起きたら変わる　そんな嘘を投げ
（ぐるぐるめぐる　同じ朝が来る）

食べたら変わる　そんな夢を噛み
（ぐるぐるめぐる　同じ朝が来る）
泣いたら変わる　そんな嘘を蹴り
（ぐるぐるめぐる　同じ朝が来る）


仮想と想像の　軽薄な既視感（ヴィジョン）
優越と侮蔑が　煽る愉悦
迎合した　明日への悲鳴が
僕（私）を簡単に 閉じ込める


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A（7.5/7.5/6.5/8.5）
みなれたかべをにらんでも
ルールがかわる　わけじゃない
かぎをかけた　へやのなか
きょうもうっくつの　いきをはく

B（8.5/8.5）
ごかいされるのは　つらいから
かわりたくなくて　うごけない

S（9.8/10.6/6.8/8（9）.5）
かくうとじつざいの　あいまいなライン
しつりょうとけいさんは　そらにむさん
めいもうした　あすへのきぼうが
ぼく（わたし）をどこまでも　おとしめる


A（7.6/7.5/6.5/8.5）
まどのむこうへ　とんでみても
せかいがかわる　わけじゃない
だれもこない　へやのなか
きょうもしょうそうの　ゆびをおる

B（8.5/8.5）
あたらしいことは　こわいから
そまりたくなくて　さわれない

S（9.8/9.6/6.8/8（9）.5）
かせつとていせつの　カラフルなレンズ
ちゅうしょうとぐしょうが　まざりじじょう
けいとうした　あすへのりそうが
ぼく（わたし）をどこまでも　おいつめる


C（7.8/（7.8）/7.8/（7.8））
ねむればかわる　そんなゆめをつれ
（ぐるぐるめぐる　おなじあさがくる）
おきたらかわる　そんなうそをなげ
（ぐるぐるめぐる　おなじあさがくる）

C（7.8/（7.8）/7.8/（7.8））
たべたらかわる　そんなゆめをかみ
（ぐるぐるめぐる　おなじあさがくる）
ないたらかわる　そんなうそをけり
（ぐるぐるめぐる　おなじあさがくる）


S（9.8/9.6/6.8/8（9）.5）
かそうとそうぞうの　けいはくなヴィジョン
ゆうえつとぶべつが　あおるゆえつ
げいごうした　あすへのひめいが
ぼく（わたし）をかんたんに　とじこめる