大きな詩人の国の
小さな村に
一人の赤子が
生を授かった
見た目は平凡
頭も平凡
ただその声だけは
正に神の芸術
やがて親が亡くなって
彼女は働くことを覚えた
小さな村の
小さな酒場
田舎男相手に
美声響かす
ある日届いた
招待状
貴女を城へ
ご招待
心当たりなど
ないながら
憧れの城へ
彼女は参る
「ああ!貴男!」
「五年前
ボロ着て倒れてた
私を介抱してくれた
美しい声の持ち主を
忘れることが
出来なくて」
上品?いや違う
おしとやか?いや違う
女っぽい?いや違う
それなのに
それなのに…
一田舎娘と
王子様
彼は彼女を気に入って
城で常に傍に置き
朝な夕な歌わせた
上品?いや違う
おしとやか?いや違う
女っぽい?いや違う
それなのに
それなのに…
嗚呼、全ては
あの魔性の声のせい
あれさえ…あれさえなければ…
艶やかな腕は
まるで蛇のよう
言葉巧みに
囁いて
禁断の実(毒林檎)へ
誘う…
大きな詩人の国の
美しい城に
一人の詩人が
招かれた
見た目は平凡
頭も平凡
ただその声だけは
正に神の芸術
それなのに、
それなのに…
それでも王子様(あの人)は
愛してると囁いたけど
歌えない金糸雀は
どうして幸せになれる?
ごめんなさい、王子様
やはり私は耐えられない
歌を失った人生が
こんなにも辛いなんて…
重いドレスに
水は絡む
ローレライになるのなら
それでもいい
それでずっと
歌っていられるなら…
もしもまた
生を受けるのなら
どうか神様
永遠に歌える身体を…
やがて
小さな焔は消え
小さな身体も
消えてしまった
ただその想いだけは
消えることなく…
幾年が過ぎた日
一人の歌姫が産まれた
彼女が望んだ
永遠の歌姫が
Lake of a poet
なんかますますサンホラっぽくなってしまった…orz此処まで来たので、転生シリーズ残り三人もやってしまいますよ、ええ(笑)
実はストーリーはもう大体考えてあったりします。リンverが私的には好きです。
例の如く、曲も募集しますがもうリズムバラバラで…(汗)言って下されば修正致しますし、もう作ってある曲に合わせて同じストーリーで作ってくれというのであれば頑張ってみます。
感想なんかも下さると、多分画面の向こうで飛び上がってます。
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