私は彼と出会ってしまった
(僕は彼女と出会ってしまった)

ある日、
縁談に向かう道の途中見かけた彼
(過ぎ去る車から見えた彼女)

私は一目ぼれをした
(僕は一目ぼれをした)

私の相手は目の前の彼ではない
親の決めた相手なんて嫌
そう思うと通って来た道を引き返した

今まで幾度となく女に声を掛けられた
でも、僕はどの女の声もただの雑音でしかなかった
だけど、すれ違ったあの彼女にだけは
声を掛けられても良いかななんて
あの道をゆっくり引き返した。

もういない
もう出会えるわけがない
そう諦めた

見えた
私の目には車ですれ違った彼が映る

「あの」そう一言声をかけてくれた人がいた
振り返れば声を掛けられたいと思った彼女がいた

これが出会い、始まり

もし神様が私の運命を決めたなら
(もし神が僕の運命を決めたなら)
これが二人の運命だろうと

そう思っていた

彼女は縁談を逃げ出した罰とし屋敷に軟禁された
僕はその原因として彼女に二度と会うことなく
幽閉される

彼は私のせいで罰を受ける
あの選択は間違いだったの?

僕は彼女のために罰を受ける
あの選択は間違いだったのか?

あの一瞬の幸せが
嘘みたいだった

これが私の過ち?
(これが僕の過ちか)

神様、これが私の運命なら
(神よ、これが僕の運命なら)

抗ってみせましょう
(抗ってやろう)

私はメイドを見計らって外へと飛び出した
真っ先に彼の場所へ向かう

僕は幽閉される前に逃げ出した
僕らの終わりは今ではない

幸せにならくちゃ
(幸せにならなくては)

駆け出した先は出会いの場
お互いの手を取り
新しい地へと逃げ出した

幸せな生活が始まるはずだった

逃げた先
私は病を患った
(彼女は病を患った)
まだ薬もない病

徐々に失われていく何か
私は怖かった
心は躍る
体は朽ちる

彼女を見ていると辛かった
幾日も看病するも経過は
変わることが無い

これが運命に抗った罰なら
神様、私は許しましょう
(神よ、僕は許せない)

彼が生きてくれることに
(彼女が死にゆくことに)

でも二人の幸せは
許されなかった
運命なのでしょうか

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no title.

〈運命)と書いて〈さだめ〉と読んでください。
最後だけはそのまま〈うんめい〉と読んで下さい。
思った以上に長くなってしまいました・・・
タイトルは毎回考え付かないので考えつくまでそのまま放置です←

閲覧数:81

投稿日:2010/08/18 02:57:32

文字数:913文字

カテゴリ:歌詞

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