眠たい目を擦って 見上げた天井
見慣れてしまった 真っ白な部屋
誰もいない 一人ぼっちの繭の中

窓から見える景色が 私の知る世界
外に憧れ 手を伸ばす
なのに皆 知らんふり 邪魔者扱い

“どうして、私だけ…”

苦しいって 叫んだ言葉も
助けてって 流した涙も
気づかれずに 消えていく
色づいた未来なんて 無いのなら
この繭の中に 閉じ籠ってしまおうか
本当はずっと気づいてほしかったのに

森の奥に建っている 小さな屋敷
窓から見えた 白い女の子
羨むように 外を眺めていた

小さな部屋から見ているだけじゃ 勿体ない
私に出来ることは あるのかな
あなたに歩み寄る 近づきたいの

“ほら、窓を開けてみて”

《白》しか知らない あなたに
たくさんの色を教えたい あなたの痛みを
少しでも消したくて
“私が差し出した手を 握り返してくれますか?”
大丈夫 必要なのは ほんの少しの勇気だけ

繭の中に光が射した 優しい声とあたたかい掌
“一人じゃないよ”
さあ、一歩踏み出して!

叫んだ言葉も 流した涙も
私が気付いて 受け止めるよ

世界の色を私に教えてほしい
繭から飛び出して 痛みを超えて
君と一緒に……

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

『曲募集』 繭 -マユ-

♯1

初めまして、卯月です。

一人ぼっちの女の子の話。

曲募集中です。メロディーだけでも構いません。
作曲の際の歌詞変更も大丈夫です。
よろしくお願いします。

閲覧数:51

投稿日:2015/01/30 20:27:52

文字数:511文字

カテゴリ:歌詞

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