「えー、つまりこのXをYに代入しー…」

クスクス
---えー?まじー?--

---でさぁ----

--ちょ、まじうけるんだけどww----

カチャカチャ


携帯イジってたり、手紙まわしたりくっちゃべってる
やつの多い教室内の光景。

まあ、青春真っ盛りな学生であるからこその
行動の印


そんな平凡なこの時間は
1限目の数学。

ぶっちゃけ数担の先生は年配なため
視力も悪く生徒の行為がまるで見えていなかったりする

『…何ていうか』




――平和、だよなぁ――――





どうも、どうも。
お久しぶりです、夏樹です。

高校2年生で平凡な顔立ちした彼女無し。…てめぇ、今笑いやがったな!!べ、別に彼女とか欲しいとか思ってないしいいんだよ!!

…あ、でも家に美人系何さま女王様
な女性がいます。…まあ、人間じゃないけど。



【横暴生意気女王様っ! -05- 夏樹の私生活part1】



キーンコーンカーンコーン

『あー、終わった。やっと終わった』

「よー、なーつーきぃー」

『…んだよ、井原かよ。何?』

「あいっかわらずつめてえ奴!!親友に向かってなn『は?親友?寝言は寝ていえってゆーか死ね。』…夏樹お前本当毒舌だよな」


『そりゃあどうも。』





2限目 英語


「それじゃあこの文章を出席番号21番の方お願いねー」

『…げっ』

21番て俺かよ。マジかよ。え、どこだよ。んー?


『…えーっとー…』

やばい、真面目にわかんねぇ。どこ読むんだよ



「(こそっ)…くん!夏樹くん!ここ、P124だよ」

『へぁ!? え、あ、えっと…I Want to …』



「はい、よろしいですよ。それでは~」

ガタンッ

『ふー・・・あ、えっと、園原。ありがとな』

「う、うん!別に御礼言われるようなことじゃないよ!あはは!」

『(・・・テンションたっかいなーリボンっ子みたいだ)』





ーーーその頃ーーーー

「はっくちゅ!!」

「あら、リン風邪?」

「馬鹿は風邪ひかねーんじゃねえの?」

「ずびぁー…風邪かなぁ…うん、レン死ね!机の角に頭ぶつけて死ね!」

「死・・!?そこまでいわれんの!?」


ーーーーーーーーーーーー




そんなこんなで昼休み



『眠い。たるい、死ぬ。』

「あはは、夏樹ってば面白いね」

『…!  そ、園原!びびった、真面目にびびった』

「え!?あ、ご、ごめんね!」

『いえ、別に… ん?何で園原教室に?』

「それをいうなら夏樹くんもでしょう?」

『俺部活ねーもん。』

「あー、皆部活練習だもんね。教室も誰もいないね。」

『そうだな…って…!?』




メンクイの井原が女子でのかわいいランクAクラスの園原

と2人っきり☆☆だと!?

なんだこれ!ラブか!?ラブなのか!?(頭痛い子)



「…夏樹くん」

『は、はいぃ!?』

あ、声裏返った。かっこ悪いな俺



「ねえ、夏樹くん。



 ・・・・
 巡音ルカさんって知ってるかな」






『―――――!?』



「ごめんね?私もこんなことしたくないんだけど」


『そ・・のは、ら…?』


「馬鹿だなぁ夏樹くんも。かよわい女の子とでも思ってた?
 


 そうだよね、こんな大人しそうな感じした子が


・・・
ナイフ持ってるなんて誰も想像できないよね」



       ・・
「大丈夫だよ、すぐ終わるから」



『―――――!?』



















ガゴン!!!!


「ぎょわ!ルカ姉どうしたの!?」


「あら、いけない。コップ落としちゃったわ」

「大丈夫?」

「…何か胸の辺がざわつくのよ。変よね」

「…?」







この時から、かすかに、俺の時計は針が回り始めていた。

そう、俺の大好きな「非日常」になろうと針が回っていたんだ。




つづく

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

横暴生意気女王様っ!6

全然ボカロが出てきてない権について(´・ω・`) ←



ちょっとキャラ増えました。

井原
自称夏樹の親友。メンクイらしい

園原みのり

謎の女の子。ナイフ?ルカ?何かひっかかる
キーワード持ってる子

閲覧数:187

投稿日:2009/12/27 03:13:11

文字数:1,645文字

カテゴリ:小説

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