そこにあったはずなのに、あなたの意志で手に取ったはずなのに、いつしか忘れてしまったもの。

あるいは、新しい何かに目を奪われている間に、記憶の隅に追いやられてしまった音。そうした、本来新しかったものを探しに行く、そんなお祭りを楽しんでいる。

きっと一度は音を聴いたんだ。
でも、何しろたくさんの音を通り過ぎてきたものだから、磨り硝子越しに見えた去り際のあなたの髪みたいに、ほどけたまま見えなくなってしまった。

普段何の気なしに湧いてくる好奇心も、なぜかその音には目もくれないで、いつもの味を少し変えただけで満たされる。
人とはそういうものなのだろう。

いつもの延長線上で不意にやってくる素敵な調べがあれば、頭の中にあったわだかまりが薄らいで、美しくない現実の痛々しい傷跡も洗い流されて、きっとどこかで命の帳尻が合う。

そうやって僕たちはいつもの間に合わせの音を紡いで、不確定な、しかしいつものように繰り返される毎日を生き延びてきたんだ。
そうでなければ、きっと僕たちは此処にはいなかったかもしれない。

でもね、知ってるんだ。
本当はその音も、僕たちの声も奏でた足跡も、誰にも届かないんじゃないかって震えている。

だって、この広い広い世界はあまりにも素晴らしいもので溢れているから!

美しい絶望が無限に鳴り響く星空の中で、眩い星の影に置き去りにされた小さな矮星。
あなたも、このお祭りの中で初めて鳴った僕の音と同じなんだろうか。

でも、砂粒が拾い上げられるのを待つような夢の浅瀬で、あなたは歌を作った。
星空の中に溶けると知っていて、苦しみと楽しさが同居した奇妙な道のりを辿っていく。そんな奇跡的な、しかしありふれた出来事の連続が、これから僕たちが積み重ねていく日常なのかもしれない。
どうかあなたの音が鳴りやみませんように。
たとえ僕の音が再び忘れ去られても、どうかあなたの音が鳴りやみませんように。
あなたの光が、遥か遠くまで確かに届きますように。

そんな祈りが通じることを、僕は降り立ったあの日から願い続けている。
これからも、ずっと。

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  • 非営利目的に限ります

Activated - あらたなり feat.重音テトSV 歌詞

Activatedの歌詞です。歌ってみたなどにどうぞ。

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投稿日:2025/12/19 22:29:32

文字数:879文字

カテゴリ:歌詞

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