生まれた時から瞳に写った 白と青の世界
幼い手で 掴めないもの掴もうとした
見上げた空に手を伸ばし いつか届くと信じていた
あの頃の気持ちは今も変わらず 胸の中に生きてる
流れてく雲の間を あの鳥達は自由に飛びまわる
僕らはただ見ていることしかできず 思い巡らす
歌声は遥か彼方を目指して あの雨雲の先まで届くだろうか
抱き抱えた心と 今もまだ湖の底に沈んだまま
両手を必死に伸ばしてみてももまだ 届かない
欠け消えていく あの月が記憶が作り出した偽物だとしても
決して掴みとることのできない カタチのない空
それなのになぜ僕らは 描けぬ夢を描こうとする
いつの日も雲の間を あの鳥達は自由に飛びまわる
僕らはただ風の後ろ姿 見送ることしかできずに
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