生まれた時から瞳に写った 白と青の世界
幼い手で 掴めないもの掴もうとした

見上げた空に手を伸ばし いつか届くと信じていた
あの頃の気持ちは今も変わらず 胸の中に生きてる


流れてく雲の間を あの鳥達は自由に飛びまわる
僕らはただ見ていることしかできず 思い巡らす

歌声は遥か彼方を目指して あの雨雲の先まで届くだろうか


抱き抱えた心と 今もまだ湖の底に沈んだまま
両手を必死に伸ばしてみてももまだ 届かない

欠け消えていく あの月が記憶が作り出した偽物だとしても


決して掴みとることのできない カタチのない空
それなのになぜ僕らは 描けぬ夢を描こうとする


いつの日も雲の間を あの鳥達は自由に飛びまわる
僕らはただ風の後ろ姿 見送ることしかできずに

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空想

タイトルは「くうそう」ではなく「そらおもう」です。
空が大好きなんです。
「鳥達のように飛ぶことができたら」
そんな気持ちを書いてみました。

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投稿日:2008/04/27 18:51:09

文字数:335文字

カテゴリ:その他

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