オトギカケラ

昔々のオトギの話 焦がれた夢のカケラ集め
いつの間にやらぽっかり空いた 心の隙間埋めて行く
子供だまし ハリボテの世界 ご都合主義 王道展開
初めは皆初めまして 今じゃどれもありきたり

最高の夢見せて 隠してないでもっと頂戴よ
魔法をかけて僕を誘って オトギの国に溶かしてよ

生きてく中で何故か僕たちは 夢の見方さえ忘れて
嗚呼 目に映る物も全て 自らの手で歪めてしまう

オトギ話の決まりの終わり 幸せに暮らしたでさようなら
夢から放り出された僕は呟いた なんだ寂しいな

始まりがあるのならば いずれ終わり忘れ去られてく
リアルにまでも侵食する幻想も いずれ薄れ消えて行く

生きてく中で何故か僕たちは 自分の姿さえ忘れて
ただ いくつもの終末を 見送り虚無を抱くのでしょう

置いてきぼりの僕たちは 歩みを止めて振り返る
思い出の中のオトギのカケラ 輝き続けているから
手に取って光にかざせば 今まで気付かなかった色に変わる
まだ まだ 息をしてる

零れ落ちて行く 尊き刹那 綴られる想い
いつだって求め辿るノスタルジア 帰る場所も分からずに

生きてく中で何故か僕たちは 夢の見方さえ忘れて
手の中の宝石に気付けずに 遠くばかりを見つめてる

オトギの欠片繋ぎ合わせよう 色褪せる度に継ぎ足して
心満たされるその時まで なくした夢をもう一度

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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オトギカケラ

閲覧数:228

投稿日:2019/04/07 14:17:56

文字数:585文字

カテゴリ:歌詞

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