あらすじ
ホールで、ダンスを踊った後、リンが“最愛の人と踊っても、レンには適わない”と言われてもりあがる中、イタズラのような手紙が送られてきた。


第十二話

あの手紙が、来てからと言う事、イタズラはどんどん酷くなっていた。


リンの部屋の窓に、卵をぶつけられたり

城に、酷い悪口の落書きをされたり

街にあるリンの像の数々が、すべて首だけ壊されたり

なにより…

あーゆう、手紙が一段と増えた。


そして、今日も…

『王女を許さない。』

また、赤い封筒…新聞の切り取り文字…。

最近は、“王女を許さない”この言葉だけ来るようになった。

俺は、そんな手紙を自分の部屋にすべて隠した。

俺の今日の予定は、壁の落書きの掃除。

ゴシゴシ…ゴシゴシ…

なかなか、落ちない落書き。

『王女最悪…王女prison…王女召使に溺愛中…王女キモス…』

酷いな…。

でも、なんでこんな綺麗な字で書かれてるんだろ。

“王女召使に溺愛中”って、まさかホールで踊った人の中で…って、まさか…ホールにいた人は、みんな各国の姫だぞ…あっー!!

考えるのは、辞めよう。

5時間かかって、すべて消すと…リンが丁度やってきた。

「レン!あーそぼっ!」

「ちょっと、待って。今、片付けるから。」

リンは、頷いて走って行った。

片付けてポストを見ると、また赤い封筒。

『this prison breakor world』

“この牢獄みたいな世界を壊す”?

イタズラか?

でもな。

一応、大臣に見せておこう。

俺は、大臣に手紙を見せると、一々イタズラを本気にするなと言われた。

…この時、本気にしていれば…。

すると…

「うぅっ…ヘック…」

リンが自分の部屋で泣いていた。

「リン?」

すると、窓には赤いペイントボールの後。

向こうに何か、ぶら下がってる。


それは…リンのミニ銅像の首だった。

ペイントボールのあとを、見ると“suppress”と書かれていた。

こらえる?

何を?嫌がらせをか?


「リン。旅行に行こうか」

俺は、泣くリンを慰めながら荷物をまとめた。

リンをお姫様抱っこして、荷物を持つと馬車を走らせた。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

悪の召使 ドSな召使様 12話


今まで、ケータイでやっていたのですがアクセス制限が厳しくなりPCで再登録しました。これからは、PCの方での活動をおもにやって行きます。これからも、鏡音ルキアをよろしくお願いします。できれば、感想ください。

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投稿日:2009/06/21 17:58:38

文字数:996文字

カテゴリ:小説

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