夕景とジレンマ

ねぇ 気づいてしまったんだ
ぼく自身抱える世界観が
不安感も自尊心も混然と
育て切ってしまっていたってこと

沈む日に重ねる身の上
今日も無為に増えていくツケ
散らかった机 夕暮れ 伸びる影
遠く街を眺めさめざめ
昼と夜の境界線の上
世界全部少し物憂げなら
ひとりきりで宴開け
缶のドリンクのふたを開け

気づいてしまったんだ
ぼく自身抱える世界観が
大半の疎外感も最大限
育てあげていることを

もうわかってしまったんだ
ぼくの内面の問題点は
苦難も思案も胡乱な理論で
積みあがってしまっているってこと

昼の輝き 夜の灯火
その狭間の灼けるように赤い
空に 雲に 風に それと
ビルの壁に跳ねかえる光に
黒い鳥と 道端に咲く
小さな花のしおれた姿に
ぼくに似たなにか
感じているから

気づいてしまったんだ
ぼく自身備えた二面性が
不安定なアイデンティティだって
築きあげていることを

もうわかってしまったんだ
ぼくの内面の問題点は
苦心も不安も杜撰な理論で
積みあがってしまっているってこと


もうわかってるはずなのに
ねぇ ねぇ ねぇ
もう気づいてることなのに
なんで なんで どうして

沈む日に重ねる身の上
今日も無為に増えていくツケ
散らかった机 夕暮れ 伸びる影
遠く街を眺めさめざめ
昼と夜の境界線の上
世界全部少し物憂げなら
ひとりきりのうたを歌え
缶のドリンクを飲み干して

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

歌詞 夕景とジレンマ

自作曲の歌詞です

閲覧数:133

投稿日:2021/12/23 08:43:23

文字数:609文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました