木漏れ日の先に
小さな歩幅で駆け出して

あの日 あなたは
何も言わず私を抱きしめた
何が何だがわからなかった
不器用な力加減が
とても 懐かしかった

キシリ キシリと
音を立てて迫ってくる
少しずつ 少しずつ
不安と絶望が渦となって
飲み込んでいく

木漏れ日の先に
小さな歩幅で駆け出して
あなたの大きな手を握るよ
幸せを 希望を
感じていたいから
 
あの日 あなたは
ただ一言 延々と謝り続けて
何が何だがわからなかった
頬を伝う雫が線に
とても 切なかった

軽はずみに言わないで
「置いて行く」なんて
私には 私には
あなたしかいないのに
引き離さないで

木漏れ日の先に
小さな歩幅で駆け出して
あなたの大きな手を握るよ
幸せを 希望を
感じていたいから

いつまでも
感じていたいから

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
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feel

いつまでも いつまでも 温もりを感じていたい

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投稿日:2008/04/23 18:08:31

文字数:351文字

カテゴリ:その他

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