今更 無に帰れと言うのか
それも卵を 壊しながら

生まれた事は 偶然かもしれない
存在できる事は 偶然かもしれない

必然の水槽の中で
揺ら揺らと 漂ってきた僕らは
全てが 白い 白子動物だ

その中で 君だけが
僕にとっての 本当の【音】だった

満月に 上も下も無かろう
一方欠けては また 満ちる

それは 分かっている事なのに・・・

透明な影に引っ張られ
今日か 明日かと 怯える君の
白詰草が 枯れていく―――

もうすぐ 訪れる、無の世界

大丈夫

消える時だって 生まれる時だって

僕らはずっと 一緒だよ

やがて 零に なったとしても

繋いだ手は
何があっても 離しは しない

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

やがて 零に なったとしても 【詩】

アンイストールをテーマとした作品の、鏡音兄弟verです。
視点はレン→リンです。
リンだけが消されてしまうのを見て、
レンは何を思い、どうするのか?を
詩にしております・・・・。

閲覧数:80

投稿日:2008/07/14 16:13:15

文字数:301文字

カテゴリ:その他

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