夜は焼け跡 君は燃え殻
熱くて痛いよすがら
澄ました出窓 僕はそれから
睫毛に跳ねた熱に恋をした

夜風が散らした不埒な期待が
裾に絡みフラッシュオーバー
月の寂しさも 星のさやけさも霞むくらいに
二人 瞳を逸らせない

燃えた 燃えた
運命に蹴り入れたい
勝機も動機も引っ裂いてキスをしたい
声は 声は 君のしか聞こえない
だけど迷いはない どうかしてる


眠りそうな声 君は燃え殻
オヤスミなんてもったいない
朝の気配へ灰を被せた
狙い定めた瞳が眩むから

“同じ時代”とか “同じ願い”とか
そんな世界系じゃないが
ゼロ距離で放つ その言葉一つで
過去なんて吹き飛んでしまった

燃えた 燃えた
運命に蹴り入れて
勝機も動機も引っ裂いてキスをして
声は 声は 君のだけ聞かせて
はやく燃え尽きたい 嗚呼

一つ二つ
運命に蹴り入れて
君を 君を 不可逆へ攫って
燃えた 燃えた 宵闇 瞼 無謀
跳ねた熱の行方 照らした


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

よるはやけあと きみわもえがら
あつくていたい よすがら
すましたでまど ぼくはそれから
まつげにはねた(ねつ)  にこいおした

よかぜがちらした ふらちなきたいが
すそにからみ (ふらっしゅ)(おー)(ばー)
つきのさみしさも ほしのさやけさも
かすむく(らい)に ふたりめおそらせない

もえた もえた (うん)めいにけりいれ(たい)
(しょう)きも (どう)きも (ひっ)さいて きすおし(たい)
こえわ こえわ きみのしかきこえ(ない)
だけどまよいわない (どう)か(して)る


ねむり(そう)なこえ きみわもえがら
おやすみなんて (もっ)(たい)ない
あさのけはいえ はいおかぶせた
ねらいさだめため がくらむから

おなじじだいとか おなじねがいとか
(そん)なせかい(けい)じゃ(ない)が
ぜろきょりではなつ そのことばひとつで
かこなんて ふきとんでしまあた

もえた もえた (うん)めいにけりいれて
(しょう)きも (どう)きも (ひっ)さいて きすおして
こえわ こえわ きみのだけきかせて
はやくもえつきたい ああ

ひとつ ふたつ (うん)めいにけりいれて
きみお きみお ふかぎゃくえさらあて
もえた もえた (よい)やみ まぶた むぼお
はねたねつのゆくえ てらした

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

君は燃え殻、だとしても

恋って熱かった!

サビのメロディや、全体に韻を意識しながら書きました。
夜、熱、燃えそうな、真っ直ぐに燃えはじめた恋。一度燃えたあとなのに、また運命が廻り始めるみたいな。


下部に、歌詞の読みや譜割りの補足を掲載しております。
募集要項のお言葉に甘えて、()はメロディ音の1音に入れる想定で書きました。

閲覧数:231

投稿日:2023/05/31 21:46:29

文字数:987文字

カテゴリ:歌詞

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