「・・・あれ?」
雨の中、傘を差しながら歩いていると、道の端っこに何か見つけたミクはその方向へ向かった。
「にゃー」
草の陰に1匹の猫がいた。雨に打たれて小さい体が小刻みに震えている。
「・・・・うーん、どうしよっか・・・・・」
ミクは迷った。ここに残していくのも可哀想だし、かといって家に連れて行くのは無理だし・・・。
「にゃーにゃー」
・・・そんなつぶらな瞳で私を見ないでっ!!お持ち帰りしたくなるから!!
「・・・・ごめんね、猫さん。・・・・私にはこれぐらいしか出来ないけど・・・」
かばんに入れっぱなしだったピンクの折りたたみ傘を差して猫の上に置いて、猫が雨に濡れないようにした。すると、猫はミクを見て、
「にゃーぁ♪」
と、可愛らしく鳴いた。まるで、「ありがとう」と言うかのように。
「・・・そう言ってもらえると私も嬉しくなるよ・・・じゃあね」
ミクはそう言うと、また歩き出した。今、会った小さい動物のことを思い浮かべながら。

しばらく歩いていると、誰かとぶつかってしまった。
「・・・・すすすすいませんっ。・・・あの、猫探してるんですけど、知りませんか・・・」
2つのおさげが可愛い女の子が、しどろもどろに言う。しかも、かなり慌てている。・・・あれ?猫って・・・・・
「あの、つぶらな瞳の猫ですか?」
ミクが言うと、女の子は顔を輝かせた。
「そ、そうですっ!」
「なら、案内しましょうか?」
「は、はいっ!・・・ありがとうございます!!」

そうして・・・・

「ただいまっ!」
「あ、お帰りミク!」
リンが玄関に駆け寄った。
「・・・どうしたの?・・・なんか、楽しいことでもあった?」
「・・・・ううんっ♪」

            END

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

お題小説その1 Dear-親愛なる猫さんー

こんばんは、もごもご犬です!
友達が1つの英単語を元に小説を書いているので、私も書かないわけにはいかないと思い書いてみました。これからも、本編を書く合間に書いていきたいと思いますので、こちらの方も読んでくれれば嬉しいです。

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投稿日:2009/07/20 18:59:47

文字数:729文字

カテゴリ:小説

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