この手を離せない。
もう夏が終わる。
目がくらむぐらいのまぶしい太陽。
私の隣を吹き抜ける風。
太陽に向かって一心に咲く向日葵。
あなたとわたし。
初めて初めてあなたとここにこれた。
この時間が永遠に続けばいいと思った。
だけど神様は意地悪で
雨を降らせた。
あわてて走るわたしとあなた。
なんだかとても暖かかった。
雨があがり歩き出したわたしとあなた
ずっとずっと歩いていく。
向日葵が大きな花を閉じだしたころ。
もうお別れ。
またいつ会えるかわからないあなたの
手を離したくはない。
『じゃあ。またね』
あなたはいう。
私はいつの間にかあなたの手を握っていた。
この手を離せばもう会えない??
もうこの場所にこれない??
そんなのはいやだ!!
だけどもあなたは言った。
『大丈夫。また会えるから』
------信じて---------
わたしは手を離した。
わたしは夏を待った。
あなたを信じた-----
二度目の夏が来る。
私は大きな麦わら帽子をかぶってあなたを待つ。
向こうからあなたが歩いてきた。
-----信じてくれてありがと--------
わたしはあなたの手を硬くにぎり歩き出した。
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今回は3ページと、比較的コンパクトにまとめることに成功しました。
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↓「前のバージョン」でページ送りです...【小説書いてみた】 神曲
時給310円
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