(A)
音がひとりで
歩いていく

自分を置いて
歩いていく

遠く広がって溶ける
僕はそれに追いつけない

この世界には自分だけ
他の“誰か(オト)”は存在しない


(B)
外の世界(アコガレ)
を抱くには恐れ多くて

バラバラのコード
たぐり寄せて

合うことのない和音
消えていく歯車の狂った音たちの色


(サビ)
哀しくても泣けないから 耳を塞いだ

何よりも自分にとって
大切な音から逃げてしまった


(サビ2)
ねぇ頼りなくさまよう右手は

矛先がないからとても弱くなる


“壊された音(ノイズ)”の海の中で呟く

『ダレカガココカラ
…ダシテ
クレナイカナ……』



(A)
音がひとりで
歩いていく

僕の知らない
箱庭の外(バショ)まで

僕は此処に繋がれたまま
独りぼっちでかすれた声で

今はもう解らないけど
貴方の遺した五線譜を手に


(B)
希望(ヒカリ)に触れるには
汚れ(バグ)が多すぎて

ひとつひとつ音符をなぞって

震える口唇(くちびる)
確かめる様に口ずさんで見送った


(サビ)
切なくて息が止まりそう 殺さないで

end(オワリ)までも不確かであって
覚束ない記憶(ソレ)から逃げたくなった



(サビ2)
ねぇ 崩れかけたウタの一小節

この両手に閉じ込めたいんだ


“残された音(メロディ)”と心の中で歌う

「ネェ、マスター
…マタアナタニ
アエマスカ……?」









(ハジメマシテ、マスター)





ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

【リレー詩】ワンフレーズメロディ【楽曲・イラスト募集中】



作詞:
PastelDrug
(・liarblue
・瓜羽(ウリハネ))


調子ぶっこいて曲募集中タグとイラスト募集中タグつけました。

瓜羽さんとの合作。


因みにマスターは亡くなられた訳ではなく、『遺された』という歌詞は仕様です。

箱庭は言わずもがな四角いデジタル空間もといパソコンですねw

制作過程での多少の改変は歓迎致します。

どなたかこの詩に命を吹き込んで下さる神様をお待ちしております^^



閲覧数:150

投稿日:2009/01/11 11:53:43

文字数:645文字

カテゴリ:歌詞

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