星屑が
いつしか甘い砂糖菓子
夢をみている
うそつきの夜
1A
絡まりあった
指はそのまま
他愛のないこと
話したい
1B
シーツの端で
悪戯し合う
爪先の温もり奪う
S
ほろほろと
ほどける砂糖菓子の夜
甘い記憶を
ふたりで食(は)んだ
本当の
ことなんてもういらなくて
甘い言葉が
ただ欲しかった
2A
低い温度で
くっついている
月がないから
仕方ない
2B
適切な日々
曖昧な距離
ちょうどいいから近づかない
S
背中には
散りばめられた砂糖菓子
深夜零時に
ひらくお茶会
煮詰まった
ただひたすらに甘い嘘
綻びばかりの
終幕になる
C
何もかも
知ってるふりして
笑ってた
S
境界を
超える引き金ひいたのは
床に転がる
小さな破片
指先で
崩れる砂糖菓子の夜
とかす微熱に
溺れていたい
D
ほろほろほどける
星屑の上で
クリップボードにコピーしました
ご意見・ご感想
Lin
使わせてもらいました
こんにちは
「砂糖菓子の夜に」に音をつけてみました
よろしければ、聴いてみてください
https://piapro.jp/t/4wlP
2021/05/05 10:36:09
catacleco
こんにちは。
いつもありがとうございます！
この度も素敵な音をつけてくださりとても嬉しいです！
2021/05/05 13:46:38