少し濁る硝子に
ひとつ、ふたつ極彩を挿した
やわく触れる指先が
一片の恋を落としただけ
見たくないものなど
見なくていいの
きれいな瞼を
縫いつけて種をまこう
ああ、食んで食んで飲み干した
花を花びらを咲かせて
もう、いいのいいのこれでいい
わたしの咽を汚す鱗粉
ぽつり浸る黒髪
ひとり、ふたりと茨を梳いた
声色だけ取り上げて
嘆くことさえも殺しただけ
痛くないものなど
なにもないから
爛れた景色を
踏みつけて水を注ぐ
ああ、噛んで噛んで飲み込んだ
夜を真夜中を綴ざして
もう、いいやいいやそれでいい
だれかの胸で枯れて、お願い
椿と薔薇と曼珠沙華
最期に鈴蘭を孕んで
ああ、食んで食んで飲み干した
花を花びらを咲かせて
もう、いいのいいのこれでいい
わたしの咽を汚す鱗粉
花食症
控えめな愛と嫉妬と悲しい思い出
そうして純潔の毒を孕んで、孕んで
※鬼の平蔵さんに素敵な曲をつけていただきました!
→http://piapro.jp/t/uWW9
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A
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B
仰げ 仰げ 鎖も無く歌え
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今なお移り行く景色を捉まえて
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これろい糖(三黒糖也)
もし 挫けず立ち向かう勇気があるのならば
私達も 声の限り歌い続ける――
選ばれし英雄達よ 戦いは既に始まっている
己が持つ力と技と信じる勇気こそが武器だ
汝は誰が為に戦う? 何故に此の道を選んだ?
答えを示せるは己のみ
さあ、征くがいい
高まるモチベーション 抑え利かずグングン上昇
――「...胴上げ待ったなし!
真神稲荷
A目を覚ますとそこは 知らないところだった
見慣れた真っ白い 壁ではなかった
赤青緑の 目眩のするような
見覚えのあるような 無いようなところだった
*
B無数の絵の具がぶちまけられた様な
汚くも美しくもない
*
S僕の愛する人達は 僕を愛しているのですか
僕を愛する人達はいるのですか あゝ...色彩少年
あぼ
構成バランスの良い詞先用の作詞法
材料:参考になる構成の曲
(例として「さくらさくら」1888年版と1941年版を遣います)
①曲の歌を書きだします。文字数の少ない曲がお勧めです。
例:
桜 桜 弥生の空は
見渡すかぎり
霞か雲か にほひぞいづる
いざや 見にゆかむ
②歌詞をすべてひ...「作詞は無理」じゃない 3分作詞クッキング【時短作詞講座】①作詞法編2/3
H-YASSY(やっしー)
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