朝目が覚めたら幽霊になっていた
まだ未練がましいみたいなのが笑えるね

消えたいとか言いました
不慮の事故装いました
知られたくないから全力で嘘ついた

…死んじゃった。嘘みたいだね
「誰も助けてくれなかった」
って言ってみせるけど
今僕を片してくれてちょっと嬉しいんだよね
ここには僕以外いない、いないよ
ここでは誰もが見ない、見ないよ
この孤独を許したんじゃないの
その覚悟ができたからここにいるんじゃないの

こうやって、歩いてるんじゃないの
こうやって、息は吸うんじゃないの
こうやって、声は出すんじゃないの
こうやって、ねぇどうやって?
こうやって、ペンは握れないの
こうやって、言葉は吐けないの
こうやって、君に触れれないの
こうやって、ねぇどうやって?
こうやって、そうやって、ああやって、どうやってもね。

明くる日でもやっぱ幽霊になっていた
まだ君とは一切話もできない
人間関係とか社会情勢とか
傍観しかできないんだ
知られもしないんだ

ただ誰にも見つからなくて
中途半端に浮いている
居ないことになった
実体は、もうなくなった
最悪な写りの写真それだけが俺のあったことの証明
俺は そこじゃない
けど どこにもない

…死んじゃった。嘘みたいだね
ってなんでベタに花を飾るの
そんなんで美化したところで僕の望み叶えてくれやしないのに
友達も家族も先生もバイト先のあいつらも全部全部
この僕も君も君も君も君も
もう会えない声も届かない
誰かお願い、助けてよ、ねぇ

こうやって僕の家はあるのに
こうやって僕の席はあるのに
こうやって僕の顔はあるのに
こうやって、そこに戻って!
どうやって僕を気にしないの?
そうやって笑顔取り戻すの?
こうやって忘れられていくの。
こうやって、そうやって、ああやって、
違うって、違うって!

「消えたい」それが叶ったんじゃないの?
「それが幸せ」「死がゴール」じゃないよ
訂正なんて認めてくれないよ
どうやって、過去に戻して

死んでしまったので死ねやしないよ
悲しみは結局ここにあるから
苦しみは依然と薄れないまま
呼吸はない 応答ない
僕はいない 僕はいない
生きをさせてよ

こうやって、僕の心はあるのに
こうやって、僕の名前はあるのに
こうやって、まだ居場所はあるのに
お願い僕よ帰ってきて

まだ記憶に僕が残ってる間に
生きた証さえ忘れられぬ間に
頭の輪が必要なくなるまで

もう一切届かない
救われない
僕はいない
また来世

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

拝啓、快速、3番線へ。 歌詞

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投稿日:2022/07/07 10:57:09

文字数:1,046文字

カテゴリ:歌詞

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