いつかの春の匂いがする
桜の枝を簪に
明日には切る髪を靡かせ
路なりに誰の尾を辿る

木漏れ日がもし似合うのなら
優しいひとになれたろう
手向けてもまだ咲き誇るのは
留めた心の証かい

待ち惚けをしようか
あの思い出の端で
薄紅色に染まる
そんな日が来る前に

弥生、暁に爪先で
刻みつけた十八の影
晒す笑みに潜めた思いを
千切る風が光る

尊ぶべきはこの春の日
出逢えた必然なのだと
散ってなお高く舞っていく
欠片を瞼に焼きつけた

待ち合わせをしようか
この偶然の下で
忘れ去られて朽ちる
そんな日が来る前に

弥生、まだ咲かぬ蕾さえ
淡く霞む蜉蝣の頃
はらり抜いた簪の先に
温もりだけ灯る

溜め息を

遠く、流れゆく風の背に
結んだのは如月の影
明日には切る髪を靡かせ
一人何を見ようか
弥生、暁に爪先で
刻みつけた十八の影
晒す笑みに潜めた思いを
千切る風が光る

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

弥生の彩

三月の歌。
簪(かんざし)
明日(あした)
路なり(みちなり)
端(はし)
蜉蝣(かげろう)

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投稿日:2010/12/17 20:28:13

文字数:387文字

カテゴリ:歌詞

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