笑う『角』には神がいるなんて
わりとよくあるけど角がない僕だ
円いものには救いはないの?
字面間違いの勘違い
それじゃ角ばったほうがいいなんて
不意に思うけどさ格好つかないし
どうせ尖るならば幾何学じみた
可笑しなものにでもなりたい
でもどうしたって可笑しなものは
簡単なものに生まれたかったようだ
丸くたって四角たって遠くから見たら
同じようなものでした
例えば世界に形があるなら
その図面は誰がひいたのさ
裏側まで全てを満たすのならば
円くすればどれも簡単だ
ところで四角になった僕でした
探した四角に神はいないようだ
でまかせまがいを誰が言うの?
堂々巡りのお門違い
もう捻ったってひねったってゴールはないよ
目に見える全てが全てじゃない
四角たってまるくたって絵に描いたなら
横顔は同じでした
例えば神がこの目に見えるなら
その図形は誰がきめたのさ
形のない神に手をさしだすのなら
その向きを決めるのは困難だ
形あるものが全ての理想だと言うのなら
どうして僕の心は見えないのさ
例えば宇宙に形があるなら
その図面は誰が決めたのさ
大きすぎた問いの向こう側に住んだ
神様はどうも聞いちゃくれない
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