救えるはずだった


子供の頃 罵られて泣いて付いた深い傷
未だに蝕んでくる痛い胸をどうすればいい
訳もわからずに傷ついた心がずっと泣いている
どのみちきっと ずっと絶え間なく続く不幸続きの道

大人になる手前で知った人の醜さを
今でも時折思い出すと気が狂いそう
何一つ信じられなくなれば単純だったのに
結局じっと じっと耐え忍び 疑い ずっと祈っている

ここまで生きてこられたことを奇跡だと呼んでいる
発狂していてもおかしくはなかった
散々見てきた掃き溜めにいる奴らの
間で溺れている自分を

救いたかった 救いたかった
ちゃんと救ってやりたかったんだ
救いたかった 救いたかった
お前は綺麗だって言ってやりたい
救いたかった 救いたかった
大丈夫だって言ってやりたかった
救いたかったんだ
救えるはずだった 今更だけど

心に負う深い傷跡を撫でて確かめ
未だ何も忘れてないことを再確認している
時間も瞬間も全てありありと覚えている
頭に刻まれ続けている愚かな自分自身の性

例えば心から誇れるような経験が僕にできたとして
それでも日々生きている最中にふと疼き出す痛い記憶の方に
気を取られてしまうよ
人生の繰り返しは愚弄と痛覚の記憶だったのか

人生の汚点と恥とを抱えて今日を生きている
このまま遠く 遠く向こうのはずれまで向かっていけばいい
散々なことばかりだ 激してもしょうがないだろうが
怒り狂わずにいられないから
こうして曲を書き続けるのだろう

もがいて、もがいて
強くなれなんて無責任に言うな
僕のことを知らないくせに
勝手なことを言うな

救いたかったのに

救いたかった 救いたかった
ちゃんと救ってやりたかったんだ
救いたかった 救いたかった
お前は綺麗だって言ってやりたい
救いたかった 救いたかった
大丈夫だって言ってやりたかった
救いたかったんだ
救えるはずだった 今更なんだよ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

救えるはずだった 歌詞

ご活用ください。
( 原作:https://www.nicovideo.jp/watch/sm42945584 )

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投稿日:2023/11/02 10:02:02

文字数:804文字

カテゴリ:歌詞

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