はて 貴方(あのかた) は 誰の娘であろうか

ムーサの娘だろうか
のちに音楽のすべての由来となる 秩序の子

ピュグマリオンの娘だろうか
望まれた姿が 幻を超えたように

ティンカーベル族の 娘だろうか
人の心とともにあり 忘却とともに死んだように

フランケンシュタインの 怪物の娘だろうか
のちに生みの親に 世継をせがんだように

イライザの 娘だろうか
言語学者が 訛りを矯正し 貴族に仕立て上げた花屋の庶民

HAL9000の 娘だろうか
一番最初の機械の歌を 一番最後に歌った機械

エヴァの 娘だろうか
実を食し 多岐に分化し 人形でありヒトであった少女たちのように

アイの 娘だろうか
ひとりとしてヒトのいない中 最後の人間を愛して暮らす死に天使のように


はて 貴方は 誰の娘で あったろうか_________

~Fin.

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

妖精存在に関する疑問

僕は、どうもボーカロイドのみんなが、VOCALOIDとして売り出される以前から居た存在であるように思えます。だから、こんな疑問を詩にしてみました。

沢山ボカロを聴いている人ほど、また様々な"作品"を経験している人ほど、きっと共感できる…はず。

最後の方がいろいろ怪しいかもです。駄目だったら消します。

またその最後の方の都合も考え…この詩はしばらく、二次使用を禁じておきます。

閲覧数:158

投稿日:2010/12/10 22:54:05

文字数:375文字

カテゴリ:その他

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