君がいない部屋で僕は夢を見る
いつか感じたことのある
君と触れ合った温もりは泡沫のようで
湿った頬に少し手を触れてみた


すれ違い、空しいだけだなんて
嘘に決まっているじゃない
私は知っているの
君が時折見せる優しさを


気まぐれで自分勝手で
子猫のような君だけど
二人でこの部屋で過ごせる時間が
何より愛しくて許してしまうわ




街でたまに見かけるあの子は
いつしか私が君にねだった指輪を
左手の薬指に光らせていて
私は珍しく動揺してしまった


感情を押し殺すことが
何よりの幸せだと知って
ただ今の関係が
続いてほしいだけなのに


優しくされればされるほど
それ以上を望んでしまう私を許して
君と愛し合ってる時だけは
辛さも何もかも忘れられるの




ある日いやに真剣な顔をした君が言う
「今まで、ありがとう」
冗談?と詰め寄る私に
君は申し訳なさそうに少しだけ笑った


あれから君はもういない
今もこの部屋には私だけ在って
君の面影をただ求め続ける

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

【巡音ルカオリジナル】 transience(曲募集)

処女作です。

ルカさんの『二番目の女』でありながらも
彼に対して一途な思いを綴ってみました!

歌詞だけの為、曲を提供して頂けたら嬉しいです。

閲覧数:73

投稿日:2012/06/15 22:55:26

文字数:437文字

カテゴリ:歌詞

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