一人きりの部屋
無駄に広いだけで
角に積み上げた
僕の城に引き籠る
時計の針が
夕方を知らす
全て投げ出して
また電源を付け
コントローラー握り締めて
ロードを待ち
小慣れたコマンド打ち込むだけでさ
何時もの場所
何時もの君が
そこに居るなら

進め
深い森も乾いた砂漠も越えてまた
それで君と二人手を取り繋いで
同じ夢を見よう
画面越しに伝えた文字列届かずに
それでも良くて
「寝て起きてさ
夜になったら
此処でまた会いましょう...

カレンダーが進み
シーズンが終わり
人は現実へ  
僕はまだ一人此処で
勝てなくたって
ただ進み続けた
君の居ない場所で
退屈を凌いだだけで

一人進んだその先にさ
待つのはゴールだけだからさ
周し続けて 
君待ち続け
未だ待ちぼうけだけど

これは
広い海や凍える氷河の中一人で
戦う満身創痍ゲームオーバーを
グルグル繰り返すよう
それでも尚進めるのは君が居たから
それだけでいい
「君と二人で
共に過ごした
この時だけが大切なの。」

一人腕だけ上げ惨めに彷徨うco-op gamer
今日も画面の奥思い出片手に勝ち続けている
「君は来ない」それを知って尚進んだの
これしかなくて
画面越しに伝えた文字列に
君への想い込めたの
遅すぎるこの言葉を
届く訳はないけど

「寝て起きてさ
夜になったら
此処でまた会いましょう
言葉交わして
願い叶えて
未来へと進めるから! 」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

Co-

閲覧数:1,286

投稿日:2020/08/08 17:15:34

文字数:610文字

カテゴリ:歌詞

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