一目見た時から 止められなかったこの想い
決して幸せになれないと 分かっていたのに


初めて会ったのは 遠い昔のことでした
ただ無邪気に笑う その顔が好きで
独り占めしたいと 欲を持ち始め
長い年月かけても その思いは消えず

決して出会ってはいけないのに
僕は君に再会してしまいました。


水辺に揺れる 彼岸花
情熱的な色はまるで
僕の気持ちを表している様
君が笑いかけてくれる度
僕は此岸と彼岸の狭間にいる


逢瀬はいつも 月の明かりが灯した時間
人目に付かないように 息を潜めながら
窓越しで顔を合わせ 他愛のない会話をする
君と話せるだけで 僕は至福を感じる

決して愛してはいけないのに
僕は君への思いが募る一方です。


腕の中で揺れる 彼岸花
その美しさとは裏腹に
どこか毒を含んだ怖さが見える
君はそれに気付いているのか
僕とその花が似ていることに


恋焦がれる相手が貴方ではおかしいのでしょうか?
僕の愛しい姉上様。


危険な恋だと悟られて 姉上様と離されて
目を盗んで再会しても 結ばれることなく
勝手な縁談を組まれて 嫁がれてしまうのなら

僕は修羅に堕ちる覚悟も出来ています。


君に差し出した 毒入りのお茶
僕の手から受け取り こくりと口に含む
目の前で崩れ落ちて 君を抱き寄せると
僕に笑顔を見せて 頬を撫で囁いた

「私も貴方のことが大好きだったよ」

そのまま目覚めることなく 息を引き取り
僕の腕の中で 灯火を消した

僕の頬に伝うのは
悲しい想い出と変化した楽しい日々でした。


貴方の周りを 白い曼珠沙華で埋め尽くします。
貴方が天上で 幸せになるように祈りをこめて。


僕も必ず貴方の元に行くので
その時こそ結ばれると信じています。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

Lycoris

世界観が分かりにくいと思うので説明を・・・(伝わりにくい歌詞でスミマセン…)
簡単に言っちゃえば、実の姉を愛してしまった弟が愛しさのあまり姉を殺しちゃうという歌詞です。
元ネタなども色々と探して見つけていたのですが、どうにもこうにも生かしきれずに…。
秋の花でもある彼岸花がモチーフでもあります(彼岸花の花言葉も混ぜてはあります)

まだ推敲状態に近いので、言い回しなども考えていきます。
もしも曲を作っていただけるのであれば、できれば名前表記はしないでほしいです。。。

閲覧数:141

投稿日:2008/08/17 04:50:08

文字数:744文字

カテゴリ:歌詞

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