冬の帰り道 通り過ぎた桜の香りは
僕の幻想だったのでしょうか
共に泣き 笑い 喜んだあの時間
確かに僕の胸に残ってる
「思い出」なんて言葉じゃ足りない気がするよ
君にとっては単なる友達だった
だけど 僕は違ったんだ
いつも笑顔でいる君が 誰よりも大切で 大好きで
ようやく自分の気持ちに気づいたのは
君と離れてからだった
卒業式 君は泣いていたね
だから僕は 声をかけれなかったんだ
あの頃の僕を臆病者と笑ってくれるなら どんなに嬉しいか
でも 君はいないんだね
当たり前か もう違う道に進んだのだから
帰り道 あの交差点でまた出会えなかな
そんなふうに期待してる僕は 格好悪いね
でもまだ君が好きなんだ
毎日同じことの繰り返し
さいきんはようやく慣れてきた
だけどまだ たまにカバンを間違いそうになる
その度に「バカだな」って空笑いが 一人きりの部屋に響くんだ
こんなとき隣で「バカだね」って笑ってくれるなら 寂しくないのにね
でも 僕は一人きり
当たり前か もう遠い場所に行ってしまったのだから
電車の中 あの改札でまた出会えないかな
そんなふうに願ってる僕は 格好悪いね
でもまだ君が好きなんだ
どんなものが「恋」なのか
いまだに僕は分からないけど
あのとき 確かに僕は君を好きだった
あの頃の僕を臆病者と笑ってくれるなら どんなに嬉しいか
でも 君はいないんだね
当たり前か もう違う道に進んだのだから
帰り道 あの交差点でまた出会えなかな
そんなふうに期待してる僕は 格好悪いね
でもまだ君が好きなんだ
あのときの桜の香りは
きっと僕への「さよなら」だったんだ
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