「・・・ただいま」

「あら、お帰り」

レンって彼女いたんだ・・・

そう思うとまた涙があふれてくる。

もうレンのことは諦めよう。 今日は泣きながら寝よう。

そう思った。


体が重い。

やだなぁ、学校。

初めて思った。 おまけに昨日はあんまり寝れなかったし。

とりあえず普段通りに過ごそう。

週に5日歩いている道を通って

学校に着いたら 自分の教室に入る

そしてレンといつもみたいに口げんかして

リンといっしょにアイス食べながら帰る

今日はいつも以上にがんばらないと。

ガラッ

週に5日開けてるドアを開けると

レンがいた。

気まずいなぁ・・・

いや、レン的には気まずくないんだろうけど。

「なぁ、ミク 数学の宿題やってきた?」

「・・・・」

「・・・どうしたの。」

「うん。やってきたよ」

「まじ!?俺 最後の一問ができなかったんだけど、写させて」

「ええ?も――う。しょうがないなぁ。30秒だけね。はい」

「やった!ありがと」

なぁんだ。あんなに心配してたのに普通にできてるじゃん。私

「ミク、おはよぉ!」

「リン おはよ」

「あれ、何してんの。あっ、いいなぁ!あたしにも写させて~」

「おい!お前ずるいって。俺30秒だけなんだから」

大丈夫。いつも通り


「・・・だから この問題はここをこうしたら解ける」

数学 ちなみに4時間目

「なぁ、ミク」

後ろから声がした。

私の後ろの席はリン。その隣がレン。

でも、リンだったら『なぁ』とは言わない

振り向くとやっぱりレンだった。

「あの先生さ、なんかハトに似てない?」

「えぇ?ハト?・・・ん―・・・確かに」

「だよね!やっぱミクもそう思う?」

笑いながらリンが言った。


「みくぅぅ、志望校決めたぁ?」

「ううん。まだ。でもそろそろ決めないとねぇ」

「ああぁ  ゆううつぅ!」


「ただいま」

「お帰り」

・・・だよ

・・りだよ

・・・無理だよ。忘れられない

だって、レン。普通にたくさん話しかけてくるんだもん。

忘れられるわけないじゃん。

志望校。レンは市立だったっけ。

変えよう 私立に行こう。そうしたら忘れられるかな。

リンと別れるのはいやだけど そんなに遠くないし。普通に会える。

そうしよう


「ええええええぇぇぇぇ!!!ミクって私立行くの!??」

「うん」

「そっかー、でも 土日とか遊ぼうね!約束」

「うん。約束」

その後は順調。レンともいつも通りだし。受験は余裕で合格だった。

明日は卒業式。中学校生活最後の日、レンと会える最後の日。

この学校に来るのも今日で最後か・・・

「じゃあ、ミク バイバイ。頑張ってね」

「うん バイバイ。リンも頑張ってね」


「ただいま」

やっと終わった。これで諦められる。

良かったんだ これで。

もう着ない制服を着替えようとしたとき

ピンポーン

だれだろう?

『はい、どちらさまですか?』

『・・・ミク・・俺』

きっと一生 忘れない 忘れられない声がした。


(続く)





ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

私の涙はもう出ない 中編Ⅱ

これで終わらせるつもりだったんですが
終われませんでした;
次で完結させます;;

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閲覧数:111

投稿日:2011/11/19 18:24:56

文字数:1,314文字

カテゴリ:小説

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  • 梅 

    梅 

    ご意見・ご感想

    ミクはレン君がすきなのか。
    ウチがミクだったら、レンの恋人相手(彼女)からレンを奪っちゃうなw
    泣くというかマヂギレすると思う私がミクだったらw

    2011/11/21 09:20:33

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