「ほしに願いを叶えてもらおう」
そういって笑って君の手を取る
最近、少し、遊びすぎたようで
君が白いベッドに苦しそうに横たわるのを
私はただ見ているしかない
それが凄く嫌。
沢山の物を君に送った
本に花に、それから何だったけ?
沢山のことを君と知った
けれど、それは知ってはいけないことだと
知った後で思っても、もう遅い
君が助からないことを君に
知らしてしまった私は、
あまりにも愚かすぎて
気づけばひとつき、ふたつき過ぎた
君はあの日から 目を合わせてくれない
君の”びょうき”を 治す方法探して
今日も本とにらめっこしてみるけど 全然
どこにも見つからないんだ
これじゃダメだ。
閉館間際に見つけた
「星に願いを託す魔法」
でもそれは、”あくま”との”けいやく”
その時は知らなかった それがどういうことか
でも君が助かるならと、手を出す
決して願ってはいけない願いを
私は”神様(かみ)”に逆らって願った
それは許されることじゃない
きっと近いうち、裁きは落ちる
それでも構わないと・・・思ってしまったから。
深夜に 君の手を繋いで 丘まで登る
星がよく見える場所に君をひいて歩く
辿り着いたとこは小さな一本杉の下
私はそこで君の手を握り、祈ったの
「星に願いを叶えてもらおう」
そう言って笑って私は泣く
どれほどの罪が私にあるか
このときようやく、気づいたんだ
私のこの手じゃ 誰も救えないことに
「星に願いを叶えてもらうの」
私は”神様(かみ)”に逆らって願った
それは許されることじゃない
わたっていたこと、裁きは受けたから
今度は・・・本当に叶えて貰うんだ!
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