色彩


(男)少し冷え始めた季節 夜が辛かった
(女)そうあなたは耐え難い痛み
懸命に今戦っている
(男)テーブル脇の花瓶の花
それは白過ぎて
(女)そう殺風景な直方体
部屋に溶け込んでいった

(男)ファーストキスはレモンの味
なんかじゃなくて薬の苦味
(女)振りかぶっても
投げないボール
待ち続けて待ち続け

(男)君のために生きる
僕は嘘をついた
でも本当にその時は真剣だったんだ
僕のために死ねる
君も嘘をついた
(男女)その言葉手放して まだ見ぬ明日へ



(女)砂のように流れる時間 時計が怖かった
(男)そう秒針の音を憎んでは
君は今日も言葉選ぶ
(女)はかなげな白い花の
香りが好きだった
(男)そう鮮やかな世界や色彩
僕のため避けて通る

(女)ラストデートは病棟の裏の
銀杏並木の落葉踏みしめ
(男)ストライクだって君は目指せる
ひ弱な手で背を押した


(女)君のために生きろ あなたが微笑んだ
今生の別れだとその時悟った
君の色を探せ
あなたが背を向けた
(男女)愛しさを断ち切って まだ知らぬ明日へ

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色彩

不治の病で入院中の男性とその恋人。
二人が選んだ悲しい別れを描いてみました。

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投稿日:2015/08/30 09:24:45

文字数:495文字

カテゴリ:歌詞

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