目の前のことに向き合えていたいつか
全力を出して日々を駆け抜けていた
輝いていたあの日がまだ眩しいから
平気なふりしてできる限り笑っていた

ハロー 最低な世界だ
言葉の意味もちゃんと分からずに使っていたんだ
ずっと目を逸らしていたから
こんなになるまで気付けないんだ

開いた両目で見える視界は僅かだ
隠した君の涙は見えない
伸ばしたその手で触れる距離は僅かだ
俯く君に何もできないままだ

進む度何かを落としていく感覚
なくさないように拾わないことにした
逃げれば逃げるほど遠ざかる世界だ
追いつけないよ 夢は早く覚めていた

選んだ未来が僕を押し潰そうとする
精一杯考えて決めたんだろう
選ばなくてもどうせ迎える結末だ
せめて君には笑ってほしいからさ

通学路の脇道
最寄り駅の手前の駅
隣のクラスの窓際席
本屋に並んだ知らない連載雑誌の裏表紙
まだ知らないことばかりだ
いつもと違う道で歩く帰りも
いつもと違うレシピで作る料理も
いつだって目的は同じだったんだ
いつだって隣に君を望んでいたんだ

開いた両目で見落としている悲しみも
分かるって ずっと傍にいたからさ
伸ばしたその手じゃ触れない心の中
力になりたい 君に言っているんだ

まだ届かないけど
距離は掴めていないけど
ここにいるよ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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旧世界ヤマアラシ

閲覧数:132

投稿日:2021/12/09 21:25:02

文字数:550文字

カテゴリ:歌詞

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