見目麗しい虹は
誰の影剥がした夢だろうか
朝日と昨日の月並べ
袖を探る無色の世界

嗚呼、掌で燃える肩越しの熱は薄情
泣いた振り隠さない街で
熟れた香り齧りついた
黒猫は、メロウと鳴く

アンサー・アンサー
指先嘘みたいに絡む
瞼の裏八重を散らす眩暈
墨染めの景色待ち合わせず会えたら
二人の迷宮襟元の中

飾り花は作り物で
騙す手から手へと彷徨う
硝子の破片で頬を弾いた
言葉は一度目で消えていく

背もたれに掛かる脱け殻は何処に
崩れ落ちた膝の寂しい残り香を
誰も知らない
誰も知らない
誰も知らない、嗚呼

アンサー・アンサー
指先繋いで君と知る
意味などない無邪気なこの摩天楼
難しい顔で明日を怖がるのなら
踊ろう螺旋の底を目指して

ー教えて
アンサー・アンサー
指先嘘みたいに消える
降り続ける哀は二度と止まない
足跡だらけの交差点の最中に
重なってはぐれる視線何も語らない


※読み
みめうるわしいにじは
だれのかげはがしたゆめだろうか
あさひときのうのつきならべ
そでをさぐるむしょくのせかい

ああ、てのひらでもえるかたごしのねつははくじょう
ないたふりかくさないまちで
うれたかおりかじりついた
くろねこは、メロウとなく

アンサー・アンサー
ゆびさきうそみたいにからむ
まぶたのうらやえをちらすめまい
すみぞめのけしきまちあわせずあえたら
ふたりのめいきゅうえりもとのなか

かざりばなはつくりもので
だますてからてへとさまよう
がらすのはへんでほおをはじいた
ことばはいちどめできえていく

せもたれにかかるぬけがらはどこに
くずれおちたひざのさみしいのこりがを
だれもしらない
だれもしらない
だれもしらない、ああ

アンサー・アンサー
ゆびさきつないできみとしる
いみなどないむじゃきなこのまてんろう
むずかしいかおであすをこわがるのなら
おどろうらせんのそこをめざして

ーおしえて
アンサー・アンサー
ゆびさきうそみたいにきえる
ふりつづけるあいはにどとやまない
あしあとだらけのこうさてんのさなかに
かさなってはぐれるしせんなにもかたらない

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

アンサー・アンサー

くもりら様の曲に歌詞を書かせて頂きました。
http://piapro.jp/t/XwDN
錯綜する都会のイメージで書かせて頂きました。ひらがな読みを下につけております。
アップ頂いた音源の声を聞きながら考えましたが、ボーカル指定はございません。その他、タイトル、歌詞等変更ございましたら、承ります。
選考よろしくお願いいたします。

閲覧数:205

投稿日:2018/05/27 13:59:22

文字数:888文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました