『雲と水溜りうむ』

レン
　切り立った鉄塔　錆びた匂い
　高架線　つたった滴
　その下で　ひたすら　うずくまって
　僕はそう　水溜りを見てた

リン
　なぜ泣いてるの
　雨を降らせる
　雲に尋ねる

レン
　君が魅せてくれた
　水に乗せて奏でてくれた世界
　に逆に僕は何もできない

リン
　君が魅せてくれた
　水を寄せた君を映した波紋
　が美しかったから

レン
　切り立った鉄塔　錆びた匂い
　高架線　つたった滴
　集まった　心が　ひた走って
　水柱　はじく静けさ

　君ともっと知った
　音と水と光が散った世界
　にお別れを言わなきゃいけない

リン
　君をもっと知った
　音と水と光が散った世界
　にひたすら泣いていた



【参考読み（字充て）】
※字余りは[]で括ってます。
※文字数を間違えてる可能性があります。
『雲と水溜りうむ』
『くもとみずたまりうむ』

D1
　切り立った鉄塔　錆びた匂い
　きりたあたてえ[とう]　さびたにおい

　高架線　つたった滴
　こうか[せん]　つたあたしずく

　その下で　ひたすら　うずくまって
　そのしたで　ひたすら　うずくまあて

　僕はそう　水溜りを見てた
　ぼくは[そう]　みずたまりをみてた

A
　なぜ泣いてるの
　なぜないてるの

　雨を降らせる
　あめをふらせる

　雲に尋ねる
　くもにたずねる

S1
　君が魅せてくれた
　きみがみせてくれた

　水に乗せて奏でてくれた世界
　みずにのせてかなでてくれたせか　→

　に逆に僕は何もできない
　いにぎゃくにぼくはなにもでき[ない]

S2
　君が魅せてくれた
　きみがみせてくれた

　水を寄せた君を映した波紋
　みずをよせたきみをうつしたはも　→

　が美しかったから
　んがうつくしかあたから

D2
　切り立った鉄塔　錆びた匂い
　きりたあたてえ[とう]　さびたにおい

　高架線　つたった滴
　こうか[せん]　つたあたしずく

　集まった　心が　ひた走って
　あつまあた　こころが　ひたはしいて

　水柱　はじく静けさ
　みずばし　→　らはじくしずけさ

S3
　君ともっと知った
　きみともおとしいた

　音と水と光が散った世界
　おととみずとひかりがちいたせか　→

　にお別れを言わなきゃいけない
　いにおわかれをいわなきゃいけ[ない]

S4
　君をもっと知った
　きみをもおとしいた

　音と水と光が散った世界
　おととみずとひかりがちいたせか　→

　にひたすら泣いていた
　いにひたすらないていた