僕は君が嫌いです。
君は知らないだろうけど
なんも言わないままなんて、
余りにも酷いと思いませんか?
「隣に居ると楽しいの」なんて
肩をすくめておどけて見せる
期待してしまう自分も嫌いで、
「どうでもいい」と また突き放す。
君が笑って、僕は火照って、
馬鹿みたいに体が熱くなる
カウントダウン 君はまた
僕に向かって笑いかけてくる
「サヨナラ」を紡ぐ顔があまりにも
悲しく歪んでいたものだから
「さようなら」だとか、「何時かまた」だとか、
素直に言い出せないこの唇は
なんにも言い出せやしないけれど、
僕はまだ君が好きでいる。
僕は君が好きです。
君は知らないだろうけど
やっと素直になった様なのに、
余りにも酷いと思いませんか?
「こっちでも元気で頑張って」
泣き腫らした目で笑って見せる
何も言えない自分が嫌いで、
「どうでもいい」なんて、言えやしない。
君は俯いて、僕は痛くて、
目の奥がどんどん熱くなる
カウントダウン 君がまた
ここに走ってくる様な気がして
見まわして触れて確かめて
手当たり次第に証を探す
「行かないで」だとか、「キミが好き」だとか、
言えるならこんなに苦しくない筈さ
両手で思い切り抱き締めたい、
僕はまだ好きでいたい。
カウントダウン 時は流れて
町も人も僕も、変わってった
僕の隣は今も空いたまま、
からっぽの手で君を探してる。
「サヨナラいつか、また会う日まで」
そんなの要らない 君に会いたいのに。
「ただいま」を待って、また笑って?
もう少しだけ
君を好きでいたい。
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