穏やかな日差しでした 私は花になった
高嶺じゃなく 物も言わず
ただただ 花になった
私の声 聞こえますか?
あなたが好きです
あなたの声 聞こえますが
それは私の名前じゃない
そこに咲いたら 見てくれるの?
ここで泣いても 笑えますか?
もういない わかりますか?
そんな時に 風が吹いた
寒空は嫌いですが 私は花になった
両手は無く 棘も持たず
気付けば 花になった
私の声 聞こえますか?
あなたが嫌い! あれ?
あなたの声 聞こえますが
うるさい! 助けて! 眠れない!
そこに咲いたら 見てくれるの?
ここで泣いたら 変われますか?
もう終わり? わからないや!
そんな時に 風が吹いた
私の声 聞こえますか?
私が嫌い! あれ?
あなたの声 聞こえないや
それなら私は眠ります
そこに咲いたら 見てくれるの?
ここで泣いても 笑えますか?
もう二人 終わりました!
そんな時に 風が…、風が!
そこに咲いたら 見てくれるの?
ここで泣いたら 救われるの?
もう痛い! わかりました!
そして“僕”は 花になった
そして“君”も 花になった
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