茶飯事で題の無いノンフィクション
無難な生まれと才を持つ少年
些細な弱さと微細なずれ
猿は怒って石を掴んでいた。

形容でない監獄実験に
理解者は居ない、ヒトは誰も。
不快指数の上がった部屋のよう、嘲笑い。
そうでない様相のお前は誰だ?

実体はない。
影と違って表情はあるが、
不気味な様子で。
瞬きをする間に奴は、
首を刎ねてはただ笑っていた。

表層の傷は塞がっても、
事実は奥に残っているのさ。
1以下の数字を掛け続け、
形を保てるのはやっとなんだ。

幻覚と現実の平衡感覚が
なくなっていって。
サイレンと叫声が四度で重なる。
奴みたいな悪魔が人を喰っていた!

実体を持ち、我が物顔で
白昼の中で火を放っている。
瞬きをする間に奴は、
竦んだ僕の胸倉掴んで。
「お前も俺と同じなんだろ?
押し殺した奥で人を殺している。」
狂言を吐いた表情はまるで
鏡に映る僕みたいだった!

嘘だと言ってくれ
正常を証明
狂気の成れ果ての悪魔は人間
お前が僕なら
誰もがそうだろう!
証明できるかよ、
自分の正常性を!

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

悪魔の証明

第二回のボカロオルタナ祭で出した曲

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投稿日:2024/01/14 14:27:18

文字数:457文字

カテゴリ:歌詞

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