イチオシ作品
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まっさらな想いを抱きしめていた、
土砂降りに変わった雨の日も。
流れてく人の中、
あなたはまだ来ない事
分かっているけど。
だけど。
このままではずっと居たくないよ。
薄れたり欠けていくその前に、
残さなきゃ。
イマのこと、酸いも甘いも。...曇りのち、
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世界はずっと広いままさ、
時代が進んでも。
私にとっては生まれた星から
発つくらい遠いみたい。
知らない誰かが作った歌は
絶えず届いた、海も空も越えて。
言葉は分からないままだって、
熱量とスピードで
今心拍数が上がっていく!
視界は晴れ渡った。...青の彼方
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今日も、もう終わる。
薄れていく。
特別な夜も
隔たりなく。
こうして繰り返し
また分かれていく日々では、
約束や言葉がお守り。
穏やかでいられない、
沈んでしまうときでも、
暖かく穏やかに強く照らすように。...たずさえる
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夕立つ頃_inst
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「四季はなくなって二季になった。」
目覚まし代わりのラジオが告げている。
忌々しい限りさ。
誰もがお前を好きな訳なんか無いだろう
とか、知るはずもないよな。
作られた風景、
青春の理想は
あぶれたヨワモノの姿を陰に追いやった。
陽は当たらないのに
多湿高温の気候が...夕立つ頃
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議題は変わっても脳内は相変わらずで、
喧々諤々は真夜中まで続く。
そうして預かった言伝たちを
ここに記しておく。
①
生きた証を残したいと思った。
いや、創る事への憧れからだったか。
とにかくそうしてペンを取り
書き始めた事は覚えている。
まあ、月並みな理由さ。...とある手記
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茶飯事で題の無いノンフィクション
無難な生まれと才を持つ少年
些細な弱さと微細なずれ
猿は怒って石を掴んでいた。
形容でない監獄実験に
理解者は居ない、ヒトは誰も。
不快指数の上がった部屋のよう、嘲笑い。
そうでない様相のお前は誰だ?
実体はない。
影と違って表情はあるが、...悪魔の証明
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欠落を埋める言葉や歌で
日々と意味を紡いでいた
私は願いをかけた
「神様のいない世界で
あなたのように私のような
夜に惑う人々の灯りに」
なりたかった
君にもなれなくて
その心の奥底に
隠れた深い傷の事...灯火
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☆擦り切れていく無垢な希望は
★捨て去ってしまえ、こわれる前に。
怒りも痛みも感じなくなる。
☆私ごと消して空になるから。
巻き戻る時間。記録を消して
★「はじめから」押せば、楽しい話。
☆今度は全てが上手くいくのさ。って、
☆「ねえ、もう何回目だ?」
頬をつねって確かめてみる。
★『昨日の続...足跡へ愛を
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今日の私は今日だけで、
眠って起きたら明日は少し
変わってしまうの。
そうやっていつか
全てを忘れてしまうのが怖いのさ。
知らない事ばっかだった。
歩くのさえままならなかった。
秘めた想いが宙を舞って、
結局は届かなかった。
苦くてつらい記憶も...入れ替わる細胞
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雨続きの大都市近郊
溜まっていく洗濯物
出不精仮眠ばかりで
今週も食いつぶす。
休日も憂鬱が
ちくりちくり針で刺してくるの。
死なないだけマシだなんてさ
思えなくて。
理想的生活の計画は
結局は描いた餅で、...雨宿りに編む
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ああもう今日も終わった
何回繰り返したんだろう
慈愛に満ちたヒーロー曰く
「何も成せずに死ぬのは嫌だ。」
そうかい、それじゃもう一ついいかい。
僕の願いを叶えてくれ。
憂いとお前をブッ飛ばせるような
力をくれよ。
生活の全てを投げ出して
天国まで行こうぜ、ツアーを組んで...悪夢と泥沼
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嗚呼
やり切れなくてやるせない
悲観主義生活にサヨナラ
さえも出来ない、なれば反転
袋小路で踊れ
闇が晴れるまで!
駄々をこね回せど神成れず
独り立たされた我々は
転び方も知らなくて
今日もまた誰かが死んでいった。...半壊舞踏
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半覚醒の気だるい目のままで
何も無い海の向こうを眺めていた。
真上の太陽はいつしか傾いて、
夜の帳と共に降りていく。
あれからどれくらいの月日が経ったろう。
勇ましさなど無かった旅立ちから。
綺麗な目で世界を観ていた君が、
なじられ踏みつけられて濁っていった日から。
私達の始まりは、
青い春の苦さば...海を漂う
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ボトルネック、○○線
窮屈なプラットフォーム
急ぎ足で乗り込む
平凡な平日は泥濘
緩慢無味な生活で
平然な表情を
保つ事に限度はあっても
綻べないのさ。
『大体そんなもんだって』
誰かが呟いた。...ネオテニーは往く
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眠たい目を擦った
物心元年、浮遊感の金土
どこかの国の不思議を知れても
空の上の城に至れなかった、いつも
22時付近の境界線
向こうにいる大人達は
確かに大人に見えた
一方で私はまどろんで、
さっきまでの物語とは
違う夢を観るのだ。...夜と私の雑記帳