明けない夜に、横殴りの雨が此処に
抗うように歩き始めた
逝きたいのに生きたくなった、無情に
僕は逝きとし生ける者なんだろ

明けない夜に、横殴りの雨の向こうに
希望はあると信じていた
喧騒は遠くに
「身軽になれ」ととうに過去は路地に置き去ったんだ
西の方に、有刺鉄線を越えた向こうに
希望はあると信じていた
曙光は遥か遠くに
泥濘んだ歩道に気にも留めずに進んできた

あぁ、世界はきっと報いなんて失くしては
はした犠牲など無価値だろ

サラバ、僕の居た世界
ならば僕は独り?
隠した涙や言葉や、全てが灰になっていく
やわな唯一を求めた
だから僕は一人暗がる脇道に逸れた
光を「希望」と云うと知り得ない

神の様に廃材置き場を踏み躙る今日に
希望があると信じなければ歩めない
戻れない路程に気にも留めないフリをしていた

あぁ、世界は似通った正しさに流されて足早だ
何処吹く風だろ

やがて僕は千鳥足
されど僕は一人廃れた獣道をなぞる
あて無き心を閉ざした

吹きさらしの墓地に這い出ては
その1つに傘を託す
名も無き屍まみれの此処に
僕も骨埋め、█けるのか?

雲切れが照らし出した
そうか
「僕は独りじゃない」
と見出した解の悉く、全てが嘘になっていく

サラバ、僕の意固地な生
たかが僕が命捧げた物の全て、本当全てが灰になるよ
サラバ、僕の祈り達
そうだ僕は独り
曝けた涙や言葉や、全てが瑕疵になっていく
サラバ、僕のぎこちない身体
僕が遂に道無き道を這いに這い蹲って
見上げた光は「希死」と云うよ

サンキューグッバイ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

逝きとし生ける_歌詞

Key:C#⇄C#m→C#→D→C#m→D#
BPM:204

閲覧数:28

投稿日:2025/11/24 20:44:13

文字数:662文字

カテゴリ:歌詞

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