―花のようなキミ



◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎



「レーン!!」

背中に痛みを感じて振り向くと、白いリボンが目に入った。

「いってぇな…いきなり何すんだよ。」

「おはよっ。」

「……それだけ?」

「うんっ。」

そう言って微笑んだ。
まるで向日葵みたいな、眩しい笑顔。

「……はぁ…。」

思わず溜息がこぼれる。
朝から元気だよなぁ。

俺達は並んで学校に向かった。



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この白いリボンを付けている少女は、俺の幼馴染のリンだ。
同い年だけど、微妙に姉貴風を吹かしている。
俺のほうが兄貴っぽい気がするけど。



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昼休みになり、俺はグミヤとクオと一緒に昼食をとっていた。

「ねぇ、レン。」

「ん?なんだよ、グミヤ。」

「レンってリンちゃんと仲いいよね。付き合ってるの?」

「なっ!!……げほげほっ。」

飲んでいたバナナオレをふき出してしまった。
しかも、むせった。

「汚い。」

「グミヤのせいだ。つか、いきなり何言ってんだよ。」

「あ、俺も気になってた。付き合ってんの?」

クオまで混ざってきた。

「別に付き合ってねぇし。何なのお前ら。」

「なんかね、先輩がリンちゃんのこと気になってるみたいだから。」

「え、誰それ。」

「カイト先輩。」

「……レン。相手はお前よりモテるぞ。頑張らないと。」

「クオ、少し黙ろうか。」

「リンちゃんの花みたいに可憐なところとか、綺麗に笑うところとかが好きなんだって。」

「聞いてねぇよ。」

ホントなんなんだこいつら。



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「レーン!!」

「いてっ!」

背中に痛みを感じた。
何これ、デジャウ?

「帰ろっ。」

「…わかった。」

「じゃあ、準備してくるね。」

「……はぁ…。」

溜息がこぼれる。
あ、これ朝もやったな。



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「遅いな…。」

教室でリンを待っているが、なかなか来ない。
そう思っていたら、ドアから白いリボンが見えた。

「あ、レン。ごめん。先に帰ってて。」

「え?」

やっと来たかと思ったら何だよそれ。

「ごめんね。」

リンは走っていってしまった。

「なんだっつーの…。」

机に顔を伏せながら呟く。
ふと窓を見ると、リンが青い髪をした男と一緒に歩いていた。

「…グミヤが言ってた先輩か?」

すごく楽しそうに話している。
なんか胸が苦しい。

「俺には関係ないな。」

胸の痛みも気のせいに決まってる。



◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎



朝になっても、まだ気持ちが晴れない。
リンのことが頭から離れない。

「あ、」

目の前でリンが昨日の先輩と話していた。
見ててイライラする。
…俺は、リンのこと…

「レ、レン?」

気づいたら、俺はリンの腕を掴んでいた。

「リン、その子誰?」

ムカつく。
何でリンのこと呼び捨てにしてんだよ。

「えっと、レンは、」

「リンは俺の彼女だ。手出すんじゃねぇ。」

「ちょっ、レン!」

リンの手を握って走り出した。




「ここまで来れば、いいだろ。」

「レ…ン、さっきの…、」

息を整えながら話す。

「さっきのって?」

「お、俺の彼女だとか言うやつ……。」

「だってそーだろ?」

「ち、違うでしょ。」

「俺はリンのことが好きだ。」

今更気づいたこの気持ち。
遅いかもしれなけど、伝えたい。

「付き合ってくれ。」

「…私はずっとレンのことが好きだよ。」

それってつまり、

「いいってことか?」

「うん。」

頷いて、向日葵のように笑った。
この笑顔なら、アイツが惚れるのもわかる。

「リン。」

「何?」

俺はリンを抱きしめた。

「わわ、レン!」

リンから花のような香りがする。

「好きだ。」

そう言ってもっと強く抱きしめた。






―向日葵みたいな笑顔を見せるキミ






ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

花 ver.檸檬飴

お題の出し合いなんですが、あんまり「花」に関係がないって言うねww
せっかくのお題なのにごめんなさい。

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閲覧数:128

投稿日:2011/06/18 21:24:31

文字数:1,678文字

カテゴリ:小説

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  • 禀菟

    禀菟

    ご意見・ご感想

    リンに惚れるのも分かるぞ、レン君、カイト(肩ポン

    リンちゃん可憐で花のようだよね!!

    文才ください、誕プレに。

    2011/06/21 18:55:52

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