告げられる終焉と また新たな創生

寄せては返し繰り返せど
同じ刻は二つも無く

潮流に熟れ 煤む彩を湛える海硝子
海神の聲に揺れて 淡く光る夜光虫
彗星の様に尾を引き 道を示す様に

冥に揺蕩う

今日も誰かが身籠り
そして誰かが身罷る

夜半の月が滲む
黎明が煌めく
波間が現す世の景に
行き交う思惟

驟雨に弾ける海面 鈍を湛えて荒ぶり
蒼穹に映える静を湛え 凪に照り返す朱
移ろう天地の流れ 満ちては干く現身

鳴り止まぬ潮風

鳥の留まるに委せて湊眺む澪標
姿形を変え乍ら繋いでゆく旅鴉

「私は海の様な現を漂い生きる者」

深く沈む日々の先へ
浮かび波に遊ぶ日々の先へ

向かう涯へと――

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • オリジナルライセンス

翠色海硝子

自作曲用の歌詞になります。詳細は曲の方をご参照いただけたらと思います。

曲はこちらから→https://piapro.jp/t/8Evt

閲覧数:292

投稿日:2018/12/20 21:47:53

文字数:300文字

カテゴリ:歌詞

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