弱視の瞳に耄けては粘つく目眩に唇は濡れる
俄に嘲笑を賜わりてとことことこむし、ごろごろり
ししししばばばば、ぬぐえても、ぬぐえぬあなたの…

リンりん、シャァシャぁ今年も寝付けぬ夏が来る
規管をかき混ぜる鈴虫の声
にゅぅるりにゅるりと粘つき蠢く棘を喰ろうても
粟立ちも味気も無いばかり
湧かない食欲と衰弱の日々に繋がりて瞼を閉じた

とく…とく…とく…とく
心音までもいとおしい
そんな世迷い言だけ臭い長屋に響いてる

(母さんはお前を誰よりも愛しているよ……)
クツクツクツクツ、母は縷々に金紫纏いて唄う
(お母さん……僕は代用なのでしょう……余暇などはいりません。踊ればいいじゃないですか?)
赤らめ惑う、雌熱涙の母
(わた・・・わたし・・・は・・・・)
(僕は心ゆくまで微笑いましょう。それで満足なのでしょう。)
瞬き、母は消えた

湿気た天井を眺めた夜
半分以下の屍月
静かに眠れずに
薄茶けた床に爪立てたら
爪に嫌われた
細切れた現実は減少の一途、それは
黒煙病の惑い?

「ちろちろ弱まる灰白の火が綺麗です…」

あなたの瞼の裏に刻まれた
現実はきっと
裏拍に全てを込めた
影踏みで鬼が亡くなる日
汗ばみ臥せた口は閉じれないまま…

三行半を押されて尚生き存えれるのならば
この胸に秘めたる諸行無常は如何なるものか
末広がりの関白暁更は死魚目の悪感を酷く潤ませて

馭者はゆく 馭者はゆく 糟粕冷灰 御者がゆく

弱視の瞳に耄けては粘つく目眩に唇は濡れる
俄に嘲笑を賜わりてとことことこむし、ごろごろり
ししししばばばば、ぬぐえても、ぬぐえぬあなたと…

しろいあさ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

不知不知の唄(しらずしらずのうた)

2013/04/23 リメイクしました

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閲覧数:222

投稿日:2013/04/23 19:29:45

文字数:689文字

カテゴリ:歌詞

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