官能的な死に興味など無いわ
泥と化したこの世界に根付くだけ
聞こえてくる悲鳴は日常のノイズになって
気がつけばほら、消えている
人々は見えるものを見ずに通りすぎてゆく
人は弱く、甘く…
もし縋るものがあるのならそれは救いにはなりませんか?
光しか見なかったあの頃 懐かしく、そして嫌悪する
また一緒に夢を見ましょうよ?
過去の私は何を思うのだろう
永遠の生命はいらないわ
生きすぎると世界がねじれる
ノイズなしには生きていけない身体には
無音は毒に等しく、蝕む
私たちはいずれここを去るでしょう
人は苦く、空しい
もし縋るものがあったとしてもそれは救いにならないでしょう
影しか見れない現在(いま)はとても 楽しく、そして悲しい
もう一緒に夢は見れないの?
未来は遠く霞むだけ
ただ一つどうか一つ願いが叶ったら
私は幸せだろうか
もし縋るものがあるのならそれは救いにはなりませんか?
ふとした拍子に分からなくなる ふと自分を壊したくなる
また一緒に夢を見ましょうよ?
未来はどこまでも遠い
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